■ 中日新聞

aquio2007-05-10

名古屋のタクシー業界が全車禁煙を決めたらしい。
で、中日新聞社の常務でいらっしゃるK氏は、
四月二十九日付けの新聞に、
「タクシーは個別選択的な乗り物である」
「全車禁煙という一律主義に本能的な危険を感じる」
「また、その決め方にも薄っぺらさを感じる」、
という否定的な意見を述べられた、という。
K氏は大変な愛煙家でいらっしゃるらしいが、
「よく言った!」、と喝采を送りたい。
新聞は社会の「公器」である以上、
「喫煙・嫌煙」双方の意見を掲載しなければならないはずだが、
新聞に「嫌煙権」のことが載ることはあっても、
「喫煙権」のことが載ることはない。
ま、双方にそんな権利があればの話なのだが、
今回のK氏の発言は快挙であるといえる。
また、それを堂々と掲載した中日新聞にもエールを送りたい。
しかし、新聞にK氏の意見が掲載されたとたん、
中日新聞社には講義の電話やメールが殺到したという・・・。
実にヒステリックな反応ではある。
そうなのだ、
「一律主義」に危険を感じるのは、なにもK氏だけではない。
「挙国一致勤倹節約」「撃ちてしやまむ」「欲しがりません勝つまでは」、と
日本が「一律主義」で手酷い目にあったのは、つい六十年ほど前のことではなかったか。
「一律」といえば、北朝鮮も「一律主義」なのであるね。
「日本禁煙学会」も抗議文を中日新聞社に送りつけた、という。
「日本禁煙学会」はNPO法人であるらしいが、
いつから禁煙は「学問」になったのだろう・・・。
笑わせてくれる。
学会の方々は真面目に学問されていらっしゃるのだろうか。
私にはジョークとしか思えないのだが・・・。