■ PANFORTE/パンフォルテ

aquio2007-05-28

リンさんから「PANFORTE」を頂戴する。
「PANFORTE」の「PAN」は「パン」を意味し、
「FORTE」は「強い」を意味する言葉であるという。
「FORTE」は「PIANO/FORTE」の「FORTE」。
「PANFORTE」は「強いパン」という意味の言葉。
パンというより、
キャラメルやヌガーに近いような食感がある。
噛んでいるうちに顎が疲れてくる。
確かに、手強いドルチェではあるね。
パンの中にはドライ・フルーツやナッツ類が、
これでもか、というくらいミッシリと詰められている。
蜂蜜で甘味がつけられているようで、
甘いには甘いが、しつこい甘さではなく、
ついつい、もう一切れが欲しくなってしまう。
いろんな店が特色のある「PANFORTE」を作っているらしく、
どこの店のモノが美味い、とは一概に言い難いものがあるらしい。
頂戴した「PANFORTE」は大量のパウダー・シュガーで覆われていた。
これにはパンの乾燥を防ぐという意味があるようで、
食べる時には、そのパウダー・シュガーを落とさなければならない。
「PANFORTE」には濃い目のエスプレッソが似合うようである。
前述したように、「FORTE」は「PIANO FORTE」の「FORTE」だが、
イタリアにおいて、
周囲が騒がしい時など、「PIANO PIANO」とよく嗜めることがあるらしい。
「もっと静かに」とか、「もっと優しく」といような意味に使う、という。
何人かのイタリア人を知っているが、
確かに、彼らはとても声が大きくやかましい。
覚えた言葉はすぐにでも使いたい。
今度、彼らに向かって「PIANO PIANO」と言ってみよう。