■ ネット難民

aquio2007-06-15

昨夜十二時頃、
アパートの扉を開けようとして、
その鍵を紛失していることに気付く。
部屋に入れなくなってしまった・・・。
近くには友人が経営する宿もあるにはあるが、
この時間に押し掛けては迷惑をかけてしまう。
息子のアパートに泊めてもらうことを思いつき、
息子の携帯に連絡を入れる。
しかし、何度かけても繋がらない・・・。
ガールフレンドとデートでもしているに違いない。
「この親不孝者め!」と毒づきながら、
とりあえず馴染みのカフェに向かう。
六甲山には十軒ほどの、
いわゆるラブ・ホテルが建ち並ぶ地域がある。
この中の一軒に泊まることも考えたが、
独りでラブ・ホテルにご宿泊、というのも何だか間抜けな話・・・。
カフェの親父に事情を話すと、
近くにインターネット・カフェがあるという。
二十四時間営業のカフェであるらしい。
車を駐車場に置き、カフェに入る。
なんて清潔なんだろうか・・・。
受付の可愛い女の子が「お好みのタイプは?」、と訊いてくる。
お好みの女性のタイプを訊いているのではなく、部屋のタイプの希望を尋ねているのであった。
ゴロリと寝転がれる部屋がある、という。
その部屋を指定する。
部屋には二枚の清潔な毛布が用意されていた。
テレビ見放題、ネット繋ぎ放題、飲み物飲み放題、で朝まで二千円という安さ。
鞄の中から、
「久米惣七」著による「人形師・天狗屋久芸談
「Roger Nannini」のイラストによる「JOSEPHINE'S TOY SHOP」
「大修館書店」発行の「漢語林」、
その他を取り出し、これらを読んで一夜を明かすことにした。
狭いとはいえ、なかなか快適な空間ではある。
しかし、この歳になって「ネット難民」の真似事をする羽目になろうとは・・・。
そんなワケで、今朝はとても眠いのである。