■ 世界の飛び出す絵本展・その3

aquio2007-06-20

今日は「世界の飛び出す絵本展」の初日。
午後二時と六時には、
ギャラリートークをしなければならない。
「ギャラリートーク仕掛け絵本ーその魅力と歴史」、
とチラシにも印刷されているから、
「やだもんね」、と逃げるワケにはいかない・・・。
仕掛け絵本のマニアとしては、
お伝えしたいことは山ほどある。
しかし、話はマニアックになりすぎてもいけない。
そのあたりの塩梅が難しいところではあるが、
ま、お客様の顔色を伺いながら話を進めることにする。
紙の歴史、印刷の歴史、紙のおもちゃの簡単な歴史、
仕掛け絵本の黎明期についての話、
仕掛け絵本の父と呼ばれる「メッゲンドルファー」の話。
id:emimiさんにはチェコの「クバシュタ」の話をしていただくことにする。
それだけで一時間ほどにはなるはず。
午後二時、第一回目のギャラリートークが始まる。
要点をかいつまんで話したつもりだったが、
話し終わってみれば、伝えきれなかった部分が多かったことに気付く。
午後六時、二回目のトークではその部分を修正しながら話す。
七時過ぎ、「永ちゃん」という名の屋台でemimiさんと乾杯。
この屋台もKさんに教えていただいたのだが、
山芋の塩焼きは絶品であったな。
おでんの大根も美味かった。
鯵の味醂干し、竹輪の天婦羅も熱々で美味かった。
隣席に座っていたオヤジから、
「飲む前に飲むと悪酔いに効くぜ」、と得体の知れない薬を頂戴する。
これだから屋台は面白い。
それにしてもemimiさんは本当によく召し上がる・・・。
「その山芋、大きい方を私にちょうだい」
「アッ、その大根も大きい方を私にちょうだい」
「鯵の半身の大きい方は私のものよ」、とおっしゃっていたが、
女性は常に大きいものを欲しがるものであるなぁ・・・。
ま、それは「舌きり雀」の昔から変わらないことなのかもしれない。
それにしても、本当に楽しく実りの多い三日間であった。
KさんとIさんに感謝。