■ 台湾・その2
台湾の中央部には北回帰線が走っている。
で、その北側は亜熱帯性気候であるらしく、
その南側は熱帯性気候であるらしい。
そのせいで、とにかく蒸し暑い。
仕事を終え、
ホテルに帰り、シャワーを浴びて汗を流す。
午後六時、「HO-HAI-YA 温泉」に向かう。
日本のいわゆる「スパーガーデン」によく似た施設。
透明な湯がこんこんと湧き出ているのだが、
鉄分が多いせいで、
しばらくすると、透明な湯が赤茶色に変色するという。
有馬温泉の「金泉」によく似た湯質。
ここで食事を楽しみながら大カラオケ・パーティを催す。
グループ二十一名のうち、七名が五十過ぎのオッサン。
取引先の女性とチーク・ダンスは踊るわ、
デュエットするわで、オッサン・パワー炸裂。
「このオッサンらはなんでこんなに元気なんやろ?」、
と若者たちは呆れ顔で見ておったぞ。
ベロンベロンに酔っているのに、まだ酒を飲む・・・。
「HO-HAI-YA 温泉」からは遠くに台北の中心部が望まれる。
昨日と同じ、その中心部の空が赤茶色に染まって見える。
写真を撮ろうとしたが、身体が左右に揺れて上手く撮れない。
少し酔っていたのかもしれない・・・。
午前〇時、
若者たちが眠そうであったから、今夜はこのあたりで勘弁してやることにする。
午前一時、ホテルに帰着。
いや、実によく飲んだ。