■ 頑迷固陋・その2

aquio2007-07-22

「私は一生懸命に働いています」
「私はあれをこうしました」
「私はそれをこうしました」
「私はこれこれの実績を積み上げてきました」、
と自分のことを自分で高く評価する馬鹿がいる。
しかし、彼の言うような実績を
彼が積んできたとはとても思えない。
そして、残念なことに、彼には人望がまったくない。
「皆は私のことを認めてくれていない」
「皆は私のことを理解してくれない」
「いったい私が何をしたというのか」、とも嘆いている。
まるで、自分のことを理解しない皆が悪い、とでも言いたげであるが、
人望がないから、実績がないから、人は彼のことを認めようとはしないのだ。
自分が嫌われていることには気付いているが、
その原因が自分にあることに気付いていない・・・。
女性のIさんから、
「男がそんなことを言うのは格好悪いんじゃないの」、
とたしなめられたのは数ヶ月ほど前のことだった。
言われた彼は皆の前で大恥をかいたはず・・・。
昨夜、その彼が私のアトリエに入ってくる。
「折り入って話がある」、と言う。
その折り入った話というのは、
Iさんにたしなめられた内容と同じ話であった・・・。
まったく成長していない。
恥を恥とも感じていない。
彼と私の間には共通する言語が見当たらない・・・。
言いようのない疲れを覚える。
そろそろ、彼に対して決断を下さなければならない時がきているように思える。