■ 還暦

aquio2007-08-07

Kと元町のドイツ料理店で飲む。
昔・昔・その昔、
Kは憧れ続けていた女性を口説き落とし、
ラブホテルに連れ込むことに成功したことがある。
よほど嬉しかったのだろう、
あろうことか、
Aはラブホテルの狭い廊下でスキップを踏んだらしい。
で、勢い余り、
天上から吊り下げられていたシャンデリアで
額を強打してしまった・・・。
相当な出血があったらしい。
ラブホテルのマークの入ったタオルで頭をグルグル巻きにされ、
救急車で病院に搬送されたことがある。
どれほど高くスキップしたのか知らないが、
阿呆、である。
当の女性はいつの間にかいなくなっていた、という。
ま、そりゃそうだろうなぁ・・・。
今もKの額には薄っすらとその時の傷跡が残っているが、
嫁さんには「子どもの頃に受けた傷」、と説明しているらしい。
奇行の持ち主として有名なKであったが、
先日、そのKもめでたく還暦を迎えた。
二人の孫の写真を嬉しそうに見せるところなど、
なかなかの好々爺ぶりではあるが、
来年は定年退職の年を迎える。
しかし、リタイアするにはまだまだ早過ぎる。
「孫と遊んで暮らすわ」、とは言っておったが、
Kがそれで収まるはずはない。
さてさて、どう暮らしていくのだろうか・・・。
久しぶりに酔った。
二人して三宮まで千鳥足で歩く。
Kと別れた後、三宮のバーで独り飲む。
八代亜紀の歌ではないが、
「しみじみ飲めばしみじみと思い出だけが行きすぎる」、のであった。