■ ジッポの懐炉
今朝は午前八時に起床。
少し寝坊をしてしまった・・・。
友人のハイエースを借り、近江八幡に向かう。
今日は「琵琶湖ビエンナーレ」の最終日。
「旧・伴家住宅」の二階に展示させていただいていた、
七つの作品を搬出しなければならない。
中国道の西宮北インターから、
名神の竜王インターに向けて車を走らせる。
西高東低の気圧配置のせいで、
左側の方向から猛烈な横風が吹きつけてくる。
八十キロのスピードを保ちながら走ったのだが、
それでも、車は右に左に大きく揺さぶられてしまった。
午後二時、「琵琶湖ビエンナーレ」の現場に到着。
車を駐車場に入れようとしていたら、携帯にTちゃんから電話がかかる。
「Nさん(私のこと)の作品はどこにありますのん?」
「どこって、どこの・・・?」
「琵琶湖ビエンナーレの・・・」
「旧・伴家住宅やけど・・・」
「実は、今、友達と近江八幡に来てますねん」
「俺も近江八幡にいてるねん」
「エ〜ッ、会えませんか?」
「おぉ、会おうや」、
ということになり、「酒遊館」でTちゃんと待ち合わせる。
Tちゃんは恋人らしき若者と一緒であった。
どうやら彼は小学校の先生であるらしい。
彼らとは小一時間ほど話し合ったのだが、なかなかの好青年であったな。
午後七時、関係各位への挨拶を済ませ、岡山の自宅に向けて出発。
今朝の天気予報では、「山沿いは雪」という予報が出ていた。
途中、加西のサービス・エリアで休憩をとる。
食事を取って車に戻ると、車内はまるで氷室のように冷え切っていた。
ヒーターの効きがイマイチ悪い。
「Zippo」の懐炉に火を点け、腰に当てながら車を西に向けて走らせる。
懐炉一つで身体がポカポカと温まってくる。
午後十時、帰宅。
自宅の周囲には数センチほどの積雪があった。
今日の走行距離は約四百キロだった。