■ ドイツ旅行・3日目

aquio2007-12-05

今朝は早くに目が覚める。
手早く衣服を整え、
急ぎ足でビクトリアン・マーケットに向かう。
このマーケットのピクルス屋のピクルスは実に美味い。
胡瓜(?)のピクルス三本を一ユーロ也で購入し、
ポリポリと齧りながらホテルに向かう。
八百屋の店頭に真っ赤なカボチャが並べられていた。
「HOKKAIDO/北海道」という名のカボチャ。
原産国は日本なんだろうか・・・?
ドイツのオバチャン達が、
「北海道二個ちょうだい」とか言っておったぞ。
軟らかくなるまで煮込むと美味いらしいが、
ドイツ人の味覚はほとんど当てにならないから、買うのを止める。
ソーセージ、ハム、パン、マッシュ・ポテト、ピクルス、ジャム・・・。
素朴な料理は折紙がつくほど美味いのだが、
手の込んだ料理を作らせたとたん、
ドイツ人は天才的な味覚音痴ぶりを発揮する。
何故なんだろうか・・・?
午前九時、ミュンヘンからニュールンベルクに向けて移動。
旧市街の屋台で、
ニュールンベルガー・ソーセージにカラシをたっぷり塗りつけて食べる。
ニュールンベルクのクリスマス市を見学した後、
バスに乗りザイフェンに向かう。
バスがエルツ地方に差しかかったのは、午後の五時を過ぎた頃だった。
辺りが暗くなってくると、
窓辺に飾られたシュビップ・ボーゲンの明かりが美しく映える。
午後七時、今夜の宿「Seiffener Hof/ザイフェナー・ホーフ」に到着。
約束した時間を一時間も過ぎてしまった。
急いで夕食を食べる。
私が初めてこのザイフェンを訪れたのは今から十三年ほど前のこと。
その頃、ザイフェンに英語を話せる人は皆無だったが、
その頃から、この「Seiffener Hof」には英語のメニューが置いてあった。
商売がなかなかに上手であるね。
席に着くやいなや、
宿の女将がメニュー片手に、「German ? English ? Japanese ?」、と訊いてくる。
近頃は日本からの観光客も多くなってきたらしく、
英語とドイツ語に混じり、日本語のメニューも必要である、という話。
「Seiffener Hof」は女将がその一切を切り盛っているホテル。
ご主人はホテルの裏手でおもちゃの製造工場を経営していらっしゃる。
IさんやAさんがおもちゃ工場に出かけた後、
レストランでピクルスを齧りながらビールを飲む。
午後十一時、まだIさんもAさんも戻ってこない。
待ちくたびれて、服を着たまま眠ってしまう。
気が付けば、時間は深夜の二時を過ぎていた・・・。