■ ドイツ旅行・6日目

aquio2007-12-08

ライプツィヒからベルリンに移動。
午後一時、待ち合わせたレストランで、
トーマスさんとセバスチャンさんにお会いする。
お二人は「ヴォイチェフ・クバシュタ」のコレクター。
今日はそのコレクションを見せてただくことになっていた。
トーマスさんが運転するルノーに乗り、ポツダムに向かう。
お二人のオフィスは、
あの「Sassouci/サンスーシー」の正門のすぐ近くであった。
そのオフィスの一室に、
膨大な数の飛び出す絵本やポスターが置かれていた。
「クバシュタ」が制作した飛び出す絵本の中に、
「TIP & TOP」というシリーズがある。
その「TIP & TOP」の中に一匹の茶色い犬が登場するのだが、
その犬が「TAP」と名付けられていることとか、
「クバシュタ」はビール工場の二階にある小さな部屋で生涯を過ごしたとか、
交渉事が下手な人物であったとか、
クバシュタ・コレクターならではのいろいろなお話を伺うことができた。
訊けば、ドイツでも「オタク」という言葉は通用するらしい。
私もいろいろなモノを集めているが、
国籍を問わず、コレクターという人種には、
共通した心理があることがなんとも可笑しかった。
「暗くならないうちに散歩しないか」、というお誘いを受け、
トーマスさん、セバスチャンさん、通訳のGさん、
そして私の四人で「サンスーシー宮殿」の庭を散歩する。
散歩の途中、「Chinesisches Teehaus/中国茶館」を見つける。
以前、コンピューター・グラフィックスを駆使した「アンデルセン」という映画があった。
「マッチ売りの少女」「ナイチンゲール」「雪の女王」「人魚姫」「親指姫」・・・。
アンデルセン」が著した様々なファンタジーに、
アンデルセン」の恋や人生を絡ませて描いた映画であったが、
この「中国茶館」は、その「ナイチンゲール」の舞台になった離宮だった。
確か、映画の中では「チボリ公園」の中にある建物、
という設定であったと記憶しているのだが・・・。
お二人が著された「Der Buchkunstler Vojtech Kubasta」にサインを頂戴し、
私の拙著にサインを入れて交換した後、
また、トーマスさんの運転するルノーに乗せていただきベルリンに帰る。