■ 京都

aquio2007-12-22

リンさん、デーヴィッドさんご夫妻と、
京都駅前のホテルのロビーで待ち合わせる。
お二人がイタリアから来日されたのは一週間ほど前。
白川郷から名古屋を経由して京都にいらっしゃった。
明日は長野県の飯田に移動されるという。
天気が良ければ伏見稲荷にお連れするつもりでいたが、
今日は朝からあいにくの雨。
仕方がないから、
百万遍の「進々堂」にお連れし、お喋りを楽しむことにした。
進々堂」は銀閣寺に向かう道路に面した古いカフェ。
私が「進々堂」を始めて訪れたのは今から四十二年ほど前のこと。
四十二年前から、その佇まいはほとんど変わっていない。
お二人もその佇まいがいたく気に入られたご様子。
二時間ほどお喋りを楽しんだ後、
お二人を「錦」の市場にお連れし、
玄米茶、茄子の漬物、千枚漬け・・・等をお土産にしていただく。
正月を控え、
「錦」の市場は歩くのに苦労するほどの大変な人出であった。
午後六時、お二人のお気に入りである割烹「はらだ」に移動。
デーヴィッドは「あつかんをいっぽんください」と酒を注文していたが、
いったいどこでそんなフレーズを憶えたのだろうか・・・。
「はらだ」の料理はいつもながら、本当に美味い。
リンさんは「ほんとうにじょうひんでおいしいです」、と「はらだ」の料理を褒めていたが、
いったいどこでそんなフレーズを憶えたのだろう・・・。
午後九時、ホテルのロビーでご夫妻とお別れする。
また来年の四月頃には来日されるらしい。
雨脚は朝とほとんど変わらない。
今日の出来事を振り返っているうち、中国道の分岐点をうっかりと通り過ぎてしまった。
仕方がないから、名神高速をそのまま西宮に向かって走り、
阪神高速に乗り継いで三宮に移動する。
トアロードの「MOKUBA」に立ち寄り、
指揮者のSさんの奥さんたちと歓談の後、アパートに向かう。
アパートに帰り着いたのは、深夜の零時を過ぎていた。
楽しい一日だった。