■ 忘年会
今夜は神戸の職場の忘年会。
ビール、日本酒、焼酎、梅酒・・・。
夫々が好みの酒を注文して、まずは乾杯。
軍鶏鍋を囲んで宴会が始まる。
今年もいろいろな出来事があった。
しかし、過ぎてしまえばすべては思い出。
今年も残すところあとわずか。
一年が無事に終わろうとしている。
まずはそのことに感謝したい。
Kさんと差しつ差されつ酒を注ぎあううち、
グラスを持ったまま、うっかり居眠ってしまった。
その昔、腹と瞼は一本の糸で繋がっている、
という話を祖母から聞いた憶えがある。
腹がいっぱいになると、必然的に腹は膨れてくる。
腹と瞼は一本の糸で繋がっているのであるから、
腹が膨れると、糸にはテンションがかかって瞼を下に引っ張る・・・。
ご飯を食べると眠くなるのは、
腹と瞼を結ぶ糸が引っ張られるから、というのが祖母の教えであった。
その昔、女房の友人の引越しを手伝ったことがあった。
掃除が一段落し、皆で昼食を食べている途中。
茶碗を左手に持ったまま、グーグーと眠りこけてしまったことがあった。
気が付けば、引越しはとっくに終わってしまっていた。
その昔、某企業の社長のご自宅に招かれたことがあった。
庭でバーベキューをご馳走になっているうち、
箸を握りしめたまま、グースカと眠りこけてしまったことがあった。
気が付けば、他のお客様はすべて帰られてしまった後だった。
その昔、某有名玩具デザイナーのアトリエに招かれたことがあった。
ビールを飲みながら鍋をご馳走になっているうち、
炬燵に足を突っ込んだま、スヤスヤと眠りに落ちていってしまったことがある。
気が付けば、時間は深夜の零時をとっくに過ぎていた。
夜食にうどんを作っていただいたことは憶えているのだが、
うどんを食べた後、またスヤスヤと眠りに入ってしまった。
自慢にもならないが、
両手両足の指の数を足しても足りないほど、失敗の数は多い・・・。
居眠っていたのはほんの五分ほどであったと思うが、
目覚めると、皆がクスクスと笑っていた。
どうやら、寝顔をデジカメで何枚も撮られていたようである。
魔除けにはならないと思うが、
携帯の待ち受け画面にでも使っていただければ、と思う。