■ 年賀状

aquio2008-01-03

今年もたくさんの方々から年賀状を頂戴する。
仕事関係の御座なりな年賀状もあるにはあるが、
中には、
「ウ〜ン」と唸らせられるような年賀状も混じっている。
パッケージ・デザイナーのHさんからは、
「今年も残すところ364日」
「今年も精一杯遊びましょう」、
というコメントの入った年賀状が届く。
パッケージ・デザイナーという仕事柄、
使われている紙の質やデザインには、
他者の追随を許さない上質なものがある。
Hさんと私は同い年。
Hさんとの付き合いは、かれこれ二十二年にも及ぶ。
数少ない気の合う仲間のうちの一人だが、
確かに彼の言うとおり、「今年も残すところ364日」しかない・・・。
某チョコレート・メーカーに勤務していらっしゃるKさんからは、飛び出す年賀状を頂戴する。
二つ折りになったカードを開くと、
赤い紐を持った「ネズミ」が立ち上がり、「2008」の文字が立ち上がる。
カットされた「2008」の文字の上には、
やはり小さな穴の開いた「2008」の文字が貼り付けてある。
どうやら、これはネズミの好物であるチーズをイメージして作られているようであるが、
正月らしい「紅白」の色使いも素敵だし、その構成のバランスもなかなかにいい。
彼女はチョコレート・メーカーの意匠室に勤務しながら、
「飛び出す絵本」の作家になることを夢見ていらっしゃる。
私が「飛び出す絵本」のコレクターであることをご存知の、彼女ならではの年賀状。
開いては閉じ、閉じては開く。
何度眺めても、実に楽しい。
今までは「飛び出す絵本」の収集ばかりにかまけていたが、
「POP-UP POST CARD」「MOVABLE POST CARD」の世界もなかなかに面白そうであるな。
ちょと集めてみようか・・・。