■ 免許更新

aquio2008-01-07

駐車違反が二回、速度違反が二回。
支払った去年の反則金はいったい幾らになるのだろう。
反則金は信号機の設置費用等に使われたりする。
払った反則金が世のため人のために使われているかと思うと、
これに勝るものはないほどの喜びを感じる・・・・。
今日は免許センターに免許の更新に出かける。
自宅から片道八十キロの道程。
最寄りの警察署で処理をしようとした場合、
更新の手続きのため、
まずはその警察署に出向かなければならない。
その後、警察署から違反者講習会の日程が知らされる。
指定された日時に講習会を受けると、
警察署からは免許書交付の日程が知らされる。
で、指定された日時に従い、
警察署まで免許書を受け取りに出かけなければならない。
最寄りの警察署とはいえ、
たった一枚の免許書を受け取るために、
片道約四十キロもの道程を三度も往復しなければならない・・・。
午前十時、自宅を出発して岡山市の免許センターに向かう。
免許センターであれば、更新は一日で済んでしまう。
免許センターに着いたのは、正午を少し過ぎていた。
諸々の手続きを済ませた後、
午後二時半からの違反者講習会を受講する。
午後四時半、講習会が終了。
神戸のアパートに帰り着いたのは、午後の七時を過ぎていた。
一日仕事であったな・・・。
私の住む村には公的な交通機関がまったくない。
移動はすべて車に頼らざるを得ない。
若者には洋々たる前途が用意されているが、
老人にはヨイヨイたる前途が用意されている。
十年もすれば、
私も歩行が困難になっているかもしれないし、呂律も回っていないかもしれない。
老人が免許を更新するにはどうすればいいのだろうか。
やはり片道八十キロの道程を走らなければならないのだろうか。
車がなければ、免許がなければ、病院にも行けないような村である。
若者が運転する車に乗せてもらえればいいのだが、村にはその若者がいない。
地方分権が言われて久しいが、
その地方においても、中央と地方の格差がある。
岡山のような地方の県においても、
その行政と司法の機能のほとんどは岡山市周辺に集中している。
私の住む村の高齢者比率は三十パーセントを超えているはず。
さて、県はいったいどうするつもりなのだろうか・・・。
鳥取のYさんから頂戴した「三輪福」を飲みながら、そんなことを考える。