■ お洒落

aquio2008-01-13

女性と違い、
男は赤やピンクの靴を履くワケにはいかない。
時には白いスニーカーを履くこともあるだろうが、
「茶」と「黒」、
男が履くことの許される靴の色といえば、
ほぼこの二色に限定されるのではないだろうか。
男の身だしなみの基本は「靴」にあるように思う。
茶の靴を履いた場合、スラックスのベルトは茶。
また、時計のベルトも茶に決めておく。
黒の靴を履いた場合も、
スラックスのベルトも時計のベルトも黒、
とそのように決めておけば迷うことなど何もない。
靴が茶色であれば、
靴の色に似合う靴下の色も自ずと限定されてくる。
同系色の茶や焦げ茶、そしてベージュ、グレーといったところか・・・。
しかし、ベージュやグレーの靴下に茶のスラックスは似合わない。
ベージュの靴下を履いた場合、
スラックスはオフホワイトのコットン・パンツが似合うだろうし、
グレーの靴下を履いた場合には、
やはり、スラックスは同系色のグレーが似合う、と思われる。
で、スラックスがオフホワイトのコットン・パンツの場合、
上に着るセーターの色は限定されないが、
ジャケットを着る場合には、やはりその色は靴の色に合わせるに限る。
また、柄の入ったセーターやジャケットを着る場合には、
その柄の中に含まれる一番濃い色、
例えば、それが黒であった場合、
黒のスラックスを穿いておけばまず間違いはないはずだし、
その柄の中に含まれる一番薄い色、
例えば、それが白であった場合には、
白いスラックスを穿いておけば、雰囲気は若やいで見えるはず。
「色と色の組み合わせを間違わなければいいのではないだろうか」。
「服のコーディネイトはどのようにしたらいいのか?」、
という三男のSの問いに対し、そのように答える。
女性に比べ、男の装いは非常に保守的であるのは確か・・・。
「男のコーディネイトはそうでねーと!」、などと寒い駄洒落を言ったとたん、
息子から失笑をかってしまう・・・。
安物のセーターを着ていても、それを高級なモノのように着こなす。
それには様々な場数を踏まなければならないだろう。
「頑張れ若造!」、なのであるね。