■ 整理・その15・The Snowman

aquio2008-01-30

「Raymond Briggs/レイモンド・ブリッグス」が
一九八二年に著した「The Snowman」。
確か、長男のDが小学三年生、
次男のSが小学一年生の頃であったと記憶しているが、
我が家には
β・ベータ方式のビデオデッキがあり、
この「The Snowman」のビデオ・テープと絵本があった。
子どもたちと何度も飽きずに繰り返し観たものだった。
ストーリーはとても単純なのだが、
何と言っても、その画と音楽が素晴らしい。
物語の最後には、「Snowman」は融けてなくなってしまう。
そのシーンになる度、
「スノーマン、かわいそうね・・・」、
と二人の子どもたちはシクシクと泣いていた・・・。
その二人の息子も、今年で三十四歳と三十二歳になる。
過日、Yちゃんが「The Snowman」の絵本を神戸の職場に持ってきたことがあった。
「この絵本、とっても綺麗なんですよ」、と言う。
「この絵本のビデオがあるの、知ってる?」、と訊くと、
「知らない」、という返事。
「The Snowman」のビデオが販売された頃には、
Yちゃんは二歳の赤ちゃんであったのだから、知らないのも無理はない。
「いつか観せてやるわ」、と約束したのだが、
テープの保存状態は良好であったものの、
β方式のビデオデッキは完全に使い物にならなくなっていた。
で、「AMAZON」に注文を出しておいた。
今日、そのDVDが届く。
息子たちがまだ子どもであった頃、
二人を膝の上に乗せてこの「The Snowman」をよく観たものだった。
今夜はアパートでこのDVDを観ることにしよう。
ひょっとしたら、その頃のことを思い出して涙ぐんでしまうかもしれない・・・。
歳をとると、どうにも涙もろくなっていけない。
息子たちはまだまだ結婚しそうにもないが、
このDVDは孫のために保存しておこう、と思う。