■ ドイツ出張・二日目

aquio2008-02-08

午前八時半、
ホテルのロビーで、
Gさん、ハフナーさんと合流し、ザルツブルクに向かう。
ザルツブルクまでの距離は約百八十キロほど。
アウトバーンを利用すれば、一時間半ほどの距離でしかない。
午前十一時、
「SALZBURG MUSEUM/ザルツブルク博物館」を訪問。
Gさんを通じ、
この博物館における個展の開催をお願いしていたのだが、
今日はその返事を伺うことになっていた。
部屋に通されたとたん、
企画担当のドクター・ランゲンフェルダーから、
「個展の期間はいつからいつまでにしましょう?」
「個展の場所はどの部屋を使いますか?」、と訊ねられる。
どうやら、
私や、私の作品についての事前調査はとっくに済ませてあったようである。
で、二〇一〇年の春から、三階の企画展示室を使わせていただき、
私の個展を開催していただくことになる。
個展の開催期間は一年間。
ザルツブルクモーツアルトが生まれた町。
モーツアルトを題材にしたからくり人形を作ることにしようか。
「困ったなぁ」
「またザルツブルクに行かなくては・・・」、なのであるね。
昼食を済ませた後、
一行はカフェ「Tomaselli/トマセリ」に移動し、食後のコーヒーを楽しむ。
ザルツブルクはコーヒーの文化が色濃く漂う町。
そして、「トマセリ」はザルツブルクで一番古いといわれるカフェ。
店内の各テーブルには灰皿が用意されている。
蝶ネクタイを締めた初老のウエイターが注文をとりに来てくれる。
アッフェルシュトゥルーデルも美味しかった。
コーヒーと煙草と書籍。
または、コーヒーと煙草とお喋り。
それがカフェの文化というものであり、
そんなカフェの雰囲気の中からいろいろな文化が生まれてきたはず。
「時流がどう変わろうとも、このスタイルを変えるつもりはない!」
「煙草の煙が嫌いな人はこの店に来てもらわなくて結構!」
頑固な店の姿勢には好感が持てる。