■ 人生の折れ線グラフ

aquio2008-03-21

人生にはいろいろなことが起きる。
計画通りの人生など在り得ない。
自分のこれまでの人生を振り返り、
それを折れ線グラフで表してみることにした。
横軸を0歳から61歳までの時間の推移、
縦軸の上方を「富裕」、下方を「貧困」と定め、
我が家のその時々の経済状況を黒点で表すことにする。
「あの時は親父が事業に失敗して大変な目にあったなぁ」、とか、
「あの時は予期せぬ出来事で大変な目あったなぁ」、とか、
いろいろと思い出す・・・。
こうしてグラフに表してみると、
「大変な目」にあったことが多すぎるような気がするな。
時々の黒点を線で結んでみると、
ま、上がったり下がったり、
と実に起伏に富んだ経済状況であったことが一目瞭然・・・。
次に、その時々の心の状況を白点で表してみることにした。
なぜなら、貧乏であるから不幸、金があるから幸福、とは限らないからである。
大金持ちだが不幸、という人を私は何人も知っている。
縦軸の上方を幸福、下方を不幸と定めたのだが、
驚いたことに、不幸、が思い出せない・・・。
言うに言われぬ嫌な思い出もあるにはあったが、
不思議なことに、それらはすべて風化してしまっていた・・・。
楽しかったことしか思い出せない・・・。
で、思い出に従い、その時々の心の状況を時間軸に沿って表してみると、
・・・・ほとんど横一線、であった。
横で見ていた母が、「あんたはお気楽な性格やからな」、と言いやがる。
ま、そうかもしれないが、「あんたに言われる覚えはないよ」、なのでありますね。
白点の推移を見る限りでは、
順風満帆とまではいかないが、まずまずの人生であったように思える。
汚れた金を綺麗な金に変えることを「Money Laundering」と言うが、
時間にも、嫌な思い出を懐かしい思い出に変化させてしまう、
そんな「Laudering」の機能が備わっているのかもしれない。