■ HELI-Q

aquio2008-04-03

手の平サイズのヘリコプター、「HELI-Q」を買う。
長さ約十五センチ、重さ約十グラムほどの小さなヘリ。
機体にはリチウムの電池が内蔵されていて、
充電器で二十分ほど充電するだけで、すぐに遊べる。
まるで蚊トンボのように軽量ではあるが、
一人前にローターの上部には、
実機と同じ仕組みのスタビライザーが装着されている。
スラビライザーの両端にはバランサーがあり、
スタビライザーが回転を始めると、
その遠心力でローターの回転も安定する、という仕組み。
しかし、スイッチを「ON」にし、
ローターとスタビライザーの回転を上げていくと、、
惜しむらくは、ローターに多少のブレが見られる・・・。
ローターにブレがあるから、機体そのものにも振動が見られる。
ヘリコプターの構造にはあまり詳しくはないが、
トリム、いわゆる前後左右の傾きの調整に手間取りそうであるな。
ま、そのトリム調整機構も備わってはいるのだが、
スイッチを切ったとたん、
せっかく調整したトリムの記憶もなくなってしまう。
小さなメモリーでも入っていればそうはならないのだろうが、
それでは価格が高くなってしまう・・・。
スイッチを「ON」にする度に、トリムの調整を行わなければならない。
いかし、ま、そんなことはどうでもいいのであって、
この「HELI-Q」には、そのトリム調整すら楽しみに変えてしまう面白さがある。
一目で気に入ってしまい、
「これください!」、と見境もなく買ってしまった。
驚いたことに、後部ローターの取り付け部分には、
主ローターの約三倍速で回転するモーターが取り付けられているのだが、
そのモーターの小ささたるや・・・。
まるで豆粒ほどに小さい。
日立にお勤めのYさんに訊いたところによると、
「携帯電話のバイブレーターに使われているモーターではないか」、ということであった。
終礼が終わった後、
誰もいない玄関ホールで「HELI-Q」を飛ばして遊ぶ。
軽快な羽音をたてながら飛び回る「HELI-Q」を眺めているうち、
新しいからくりのアイデアを思いつく。
それだけでも、この「HELI-Q」を購入した甲斐がある、というものである。