■ 自転車・その3

aquio2008-04-19

「LAND ROVER」の折り畳み自転車「FDB206 W-sus」。
ブリジストンの「abios tourer」という自転車も持っているが、
遠出に際しては「abios tourer」、
近場へのチョイ乗りには「LAND ROVER」、
というように使い分けている。
コンビニへ煙草を買いに出かける時など、
一々車のエンジンをかけるのもどうかと思うし、
かといって、歩いていくには時間が惜しい。
そんな時に重宝している。
コンパクトな車体であるから、とても取り回しがいい。
ただ、車輪が前後とも二十インチと小径であるから、
直進性能には少しばかりの不満が残る。
しかし、そもそもスピードを楽しむための自転車ではないのであるから、
スピードを出しさえしなければ、その不満は不満でなくなる。
前の日記にも書いた憶えがあるが、
長野県の白馬村に住んでいた頃には、
雪が解けると、よく姫川沿いの道を子どもたちと走ったものだった。
大病を患った後であったから、体力の回復、という大きな目的もあった。
白馬〜信濃大町〜松本間の往復を目標として自転車に乗り始めたのだが、
信濃大町白馬村の境に、「佐野坂」と呼ばれる長い上り坂が待ちかまえていた。
自転車に乗り始めた頃には、どうしてもこの佐野坂が上れなかった。
少しずつその距離を延ばしていき、
ついには坂の上まで休むことなく駆け上がれた時は、本当に嬉しかったな。
頭の中には「ロッキー」のテーマ・ミュージックが流れていた。
あれから二十年近くの歳月が流れた。
「もう一度自転車に乗ろう!」、と決心して「abios tourer」を買ったのだが、
これがまたどうして、なかなかによく出来た自転車なのであるね。
バランスが実によく取れている。
「LAND ROVER」は折り畳み自転車であるから、車の後部座席にいつも放り込んでおける。
自転車を転がすにはいい季節になった。
さて、今から岡山に向けて出発しなければならない。
明後日の朝には神戸に帰ってくるつもり。