■ ヨーヨーマ

aquio2008-05-07

スイス「ACTIVE PEOPLE」社から
五タイプ十五種類の「ヨーヨー」が届く。
ニューヨークの「MoMA / 近代美術館」にも
収蔵されているという「ヨーヨー」。
フォルムが実に美しい・・・。
私は独楽のようにも回せるという「DELTA」を買う。
職員たちも夫々好みの「ヨーヨー」を二個、三個と買っていた。
「販売促進」を口実に、
職場のエントランスで「ヨーヨー」大会が始まる。
しかしあれだね、独楽や凧、ビー玉やけん玉といった、
いわゆる伝承玩具で遊ぶことにおいては、
私と職員たちの間には、
「一日の長」どころか「四十年の長」があるね。
見ていると、「ヨーヨー」を投げる時の手首の返し方など、なっちゃいない。
紐の結び方、紐の取り替え方、調整の仕方・・・等、
これから少しずつ教えてやることにしよう。
男子職員全員が参加し、「クラブ・ヨーヨーマ」を結成する。
「ヨーヨーマ」は「ヨーヨー魔」と書く。
我ながら素晴らしいネーミングではないか、と思うが、
こと遊びにかけては、男は天才的な馬鹿ぶりを発揮するものであるな。
新入職員のI君をクラブの長に任命したが、
遊びにかけては一家言ある面々が部員であるから、
はたして、I君はそのプレッシャーに耐えられるだろうか・・・。
どこの国の言葉であったかは忘れたが、
「ヨーヨー」とは「COME BACK」という意味であったと記憶している。
「ヨーヨー」といえば、
我々の世代には「DUNCAN / ダンカン・ヨーヨー」が懐かしい。
「ヨーヨー」は二つの椀を合わせたような形をしているが、
その二つの椀を繋ぐ軸棒のことをアクセルと呼んでいる。
伝承玩具としての「ヨーヨー」はアクセル部分が木製であったが、
金属製アクセルの「ヨーヨー」を始めて売り出したのが、「ダンカン」ではなかっただろうか・・・。
金属製アクセルと木製のアクセル。
手入れを怠らなければ、木製の「ヨーヨー」の方がより手に馴染む。
しかし、馴染むまでには時間がかかる。
「ダンカン」の、あの金属製アクセルの滑りの良さは衝撃的だったな・・・。