■ 整理・その28・PUSHPIN STUDIO

aquio2008-05-08

自宅の書架から、
誠文堂新光社発行の「アイデア別冊」をアパートに持ち帰る。
一九七十二年に出版された「PUSHPIN STUDIO」の特集号。
本の中では、あの「横尾忠則」が解説をしている。
「PUSHPIN STUDIO」とは、
一九五十四年にニューヨークに設立されたデザイン会社。
その一九五十四年から一九七十一年までの、
「PUSHPIN STUDIO」が制作したポスターや広告、
レコード・ジャケット等のデザインが紹介されている。
先日、「シーモアクワスト」のことをこの日記に書いたが、
書いている途中で、
この本が書架に眠っていることを思い出したのだった。
「PUSHPIN STUDIO」の設立のメンバーは、
「SEYMOUR CHWAST / シーモア・クアスト」と、
「MILTON GLASER / ミルトン・グレーサー」の二人。
クワスト」については先日の日記にも書いたとおり、
私が常に制作のお手本として尊敬してきた人物。
「グレーサー」は、「ボブ・ディラン」や、
アレサ・フランクリン」のレコード・ジャケット等を手がけたことで名高い。
また、あの「I❤NY」のロゴをデザインしたのも彼ではなかったか、と記憶している。
この本を入手した時、私はある企業の宣伝企画部に在籍していた。
マロニエ」という名の画材店でこの本を手にした時、
感動のあまり、持つ手がブルブルと震えたものだった・・・。
あれはいつの頃だったか、
宇野亜喜良」と「横尾忠則」の二人が、
「プッシュピン・スタジオのようなデザイナー集団を作ろう」、と計画したことがあったな。
画像は「アイデア別冊」に載っていた「グレーサー」のイラスト。
このイラストを見る限りでは、
宇野亜喜良」も「グレーサー」に大きな影響を受けていたことが見て取れる。