■ 整理・その31・speaking picture book

aquio2008-05-20

「Speaking Picture Book」。
本の表紙には、
「The Speaking Picture Book」
「imitating the cries of animals」
「for the little one's eyes and ears」
と印刷されている。
ページをめくると、
鶏や羊、牛やロバ、馬や山羊のイラストが描かれている。
例えば、牛のイラストが描かれているページには、
牛にまつわる簡単な物語が書かれていて、
「→」の印のついたタブを引っぱると、
箱の中から「モ〜」という牛の鳴き声が聞こえてくる。
羊のイラストが描かれたページをめくると、
「Mary and her pets」というタイトルで、
「メリーさんと羊」についての文章が印刷されていて、
「→」の印のついたタブを引っぱると、
箱の中から「メ〜」という羊の鳴き声が聞こえてくる。
東京の目白にある「オルゴールの小さな博物館」が、
二十年ほど前に百冊だけ制作したしかけ絵本
いつの時代のモノのレプリカであるかは解らないが、
描かれているイラストを見る限りでは、
十九世紀に活躍したしかけ絵本作家、
あの「アーネスト・ニスター」の絵に似ているように思える。
多分、元々は「ビクトリア朝」に制作されたものではないだろうか・・・。
最後のページには、
Here we go round the bramble-bush,
The bramble-bush, the bramble-bush;
Here we go round the bramble-bush
On a cold and frosty morning! 
というコピーとともに、輪になって踊る数人の子どものイラストが描かれている。
よく解らないが、これは「マザーグース」なんだろうか。