■ PIGASUS / ピガサス・その4

aquio2008-05-30

「ピガサス」の頭がやっと出来上がる。
耳を付けたら、どこから見ても豚にしか見えない。
やれやれ、であるね。
今朝、
「Nさんの作るからくりはすべてふくよかですね」
「ひょっとしたら、ふくよかな女性がお好みですか?」
「ひょっとして、Nさんはお尻フェチ?」、
などという内容のメールがOちゃんから届く。
とんでもございません。
スリムであるとか、胸が大きいとか、
腰がくびれているとか、足首が細いとか、
髪がサラサラで長いとか、色白であるとか、
肌が滑らかであるとか、テクニシャンであるとか・・・、
そりゃあもう、若い頃にはいろいろと好みもございましたが、
この歳になりますと、好き嫌いなど言ってはおれません。
などという冗談はさておき、
言われてみれば確かに、
私の作るからくり人形には「ふくよか」な女性をモチーフにしたものが多い。
しかし、「デブ」の男をモチーフにしたからくりの方が多いんじゃないかなぁ・・・。
「ハゲ」た男をモチーフにすることも多いな。
人生の哀愁を表現したい場合など、「ハゲ」の存在は欠かせないし、
強欲とか怠惰を表現したい場合などには、「デブ」の存在は欠かせない。
ちなみに、私の身長は一メートル七十三センチ。
体重は六十五キロ。
ま、スリムな体形といっていいだろう。
髪はまだまだフサフサとしている。
だからといって、
「ハゲ」や「デブ」を馬鹿にしている、などということは、まったくない。
昔から「触らぬハゲに祟りなし」などと言われてるように、
物事に関係しなければ禍を招くこともないのだが、
「デブ」とか「ハゲ」は実にモチーフになりやすいのであるね。