■ PIGASUS / ピガサス・その6

aquio2008-06-06

目が覚めると、飛行機は日本の上空に差しかかっていた。
時刻は六月六日の午前九時。
現地三泊の旅は過去にも幾度か経験しているが、
二泊の旅は始めてのこと。
時差ボケを感じている間もない旅だった・・・・。
さて、今日中に「ピガサス」を完成させなければならない。
関空からアトリエに直行し、
「ピガサス」の制作に取り掛かる。
午後十一時、「ピガサス」が完成する。
動きに多少の不満は残るが、
ま、プロトタイプとしてはこんなものだろう。
自画自賛めくが、「よく出来た」、と思う。
明日の朝にはテレビ局の取材がある。
なんとかそれに間に合った。
脚が鉛を引きずっているかのように重い。
疲れているのか、疲れていないのか・・・、
それすら判らないほどに疲れている。
しかし、今回も収穫の多い旅だったな。
次の仕事も見つけてきた。
今年の十二月六日からは、
プラハを経由してザイフェンに行かなくてはならない。
また、十二月二十日からは、
ドレスデンを経由してザイフェンに行かなくてはならない。
遊ぶために仕事をしているのか、
それとも、仕事をするために遊んでいるのか・・・。
そこんところが自分でも分かっていない。