■ 週末の探検家

今、午後九時半を少し過ぎたあたり。
長かった朝日放送の収録も今日で終わり。
私の出番はもうないが、
職場の四階では、
クルーの方々による収録が依然として続いている。
私も疲れたが、
クルーの方々の疲労は私以上であるに違いない。
聞いたところによると、
三十分の番組を作るためには、
編集の都合上、四十時間分の映像が必要であるらしい。
明日からはその編集の作業が待っている、という。
四十時間分のフィルムをチェックし、
それを三十分の番組に編集しなければならない。
もっとも、民放の場合、コマーシャルが七分ほど入るから、
実際の放映時間は二十三分ほど、といったところか。
収録された映像の中の何を残し、何を捨てるか。
編集者の腕の見せ所なんだろうな。
さてさて、どのような番組に仕上がるのだろう・・・。
番組の名前は「週末の探検家」。
六月二十八日の土曜日、午前九時五十五分から放映の予定。
それにしても、今日も忙しい一日だった。
ドイツに行っている間に、机の上には仕事が山積み・・・。
明日は二件の重要な会議をこなさなければならない。
明後日は午後から東京に出張。
帰りは十三日の夜になる予定。
忙しい毎日だが、それが楽しくて仕方がないのだから、仕方がない。
「そのうち、道を歩きながら眠れるようになるんじゃない！？」
「まるで、泳ぐのを止めたとたんに息も止まる回遊魚のよう！」、とそう私を評した女性がいたが、
ま、そうかもしれないなぁ・・・・。