■ 悪夢・その2

aquio2008-06-10

歳なんだろうな、
ドイツから帰国して三日が経つというのに、
疲れがなかなか抜けてくれない。
昨晩は、お気に入りの香を焚き、
その香りを嗅ぎながら眠りについた。
午前七時に目覚まし時計の針をセットしておいたのだが、
昨日ほど鮮明ではないが、
今朝も奇妙な夢を見続けていた。
枕元で目覚まし時計が鳴っている。
「そろそろ起きなければ」、と思っていたら、
アパートの玄関のチャイムが鳴りだした。
「こんな朝早くからいったい誰なんだろう?」、
と扉を開けると、
職場の職員のKとYが階段の踊り場に立っていた。
「どうした、何かあったのか?」、と訊くと、
「いったい何時まで寝てるんですか!」
「もう十時をとっくに過ぎていますよ!」、と言う。
「えらいこっちゃ」、なのであるね。
今朝は九時半から重要な会議がある。
「お客様は九時半からお待ちになっていらっしゃいますよ」、と言うではないか。
スラックスにシャツを押し込みながら階段を駆け下り、
職員の車で職場に向かう。
約束の時間より一時間ほど遅れて職場に到着。
会議の出席者は懇意にしている方々ばかりであるし、
会議のための資料は用意してあったから、
ま、なんとか格好はついた。
先ほど、その会議が終わったばかり。
しかし、いくら時差ボケがあったからとはいえ、遅刻とは格好の悪い話ではあるなぁ・・・。
今日は午後四時から職場内で細々とした打ち合わせがある。
打ち合わせが終わった後、東京に向かって出発。
帰りは十三日の夜になる予定。