■ 白鷺・その2

aquio2008-06-18

岡山の職場のH君と大阪に出かける。
今日は土佐堀に本社を構えるM社の会議室において、
懸案の「白鷺」についての重要な会議がある。
しかし、土佐堀の辺りには駐車場の数が少ない。
しかたがないから、
あの、「カロ / Bookshop & Cafe」の近く、
江戸堀の駐車場に車を止め、
江戸堀から土佐堀まで歩くことにした。
この辺りは大阪の経済と行政の中心であるから、
りゅうとした身なりのビジネスマンや、
テイラード・スーツを着こなしたOLたちが行き来している。
ネクタイも締めず、
ラフな格好でフラフラと歩いているのは我々だけであった。
まずは腹ごしらえ、ということになり、
M社近くの和風レストランに入り、鯖の煮付け定食と海鮮丼を注文する。
鯖の煮つけを食べながら、会議における質疑応答をイメージする。
意識が質疑応答に偏向しているから、
腹は空いているのだが、箸がちっとも進まない。
ボーッとしているうち、H君に鯖の煮つけと鶏の唐揚げを食べられてしまった・・・。
午後三時半、会議は和やかな雰囲気のうちに終了。
H君と「カロ」に向かう。
収集癖のあるH君は「カロ」でいろいろと買い込んでいたな。
私は、「ジョアン・ホンクベルタ」と「ペレ・ホルミゲーラ」共著による「秘密の動物誌」を購入。
午後五時、神戸の職場に帰社。
H君から、アルミニウム製の定規を頂戴する。
アメリカ製の「RAPID RULE」。
銀座の「伊東屋」で私のためにわざわざ買ってくれたものであるらしい。
六角形をした両端のノブを回転させると、縮尺の比率が一目で分かる、というスグレモノ。
十分の一の図面を描きたい場合など、
ノブの目盛りを「1:10」に合わせておくと、
三百ミリの直線を引いた場合、それは三千ミリである、と一目で分かるようになっている。
大きな作品を作る場合などに活用できそうであるね。
H君、ありがとうございました。
この御返しは、今日の昼に君が食べた鯖の煮付け、ということにしておいてください。