■ エコ・バッグ

aquio2008-07-01

今日、ザイフェンから百枚のエコ・バッグが届く。
袋の中央には、
「SPIELZEUGDORF/おもちゃの村」という文字とともに、
ザイフェンのシンボルである「鉱山教会」が描かれている。
先月、ザイフェンを含む地方自治体において、
その首長の選挙が行われたらしい。
で、首長には新人が当選したらしいのだが、
そのせいで、
様々なところにジワジワと影響が出てきているらしい。
前首長に批判的であった人物が当選したのであるから、
当然、前首長とは違った施策を打ち出してくるに決まってる。
さて、その施策がザイフェンにとって吉となるか凶となるか、
今の段階では何とも言えない状態であるらしい・・・。
このエコ・バッグも、
以前は観光案内所の窓口で気軽に買えたものだったが、
現首長の施策変更の煽りを受けて、
「もう製造しないかもしれない」、ということであるらしい。
そうなれば、このエコ・バッグは大変に貴重なものとなる。
話は変わるが、
ドイツにおいては、ビニールの買い物袋を無料でくれる店はまったく無い。
袋が欲しければ、その店で売っている袋を買うしかない。
ビニール袋=五セント・ユーロ、
布製エコ・バッグ=二ユーロ、などという価格札が付けられていたりする。
で、ほとんどの人々はエコ・バッグをぶら下げてマーケットに出かけたりするのだが、
ドイツではすでに当たり前の光景になっている、という。
その内、日本においてもそうなるのだろうな。
事実、ビニール袋の有料化に踏み切ったスーパーもあるようだし、
ビニール袋を置かない、という店も一部に出てきているらしい。
しかし、そうなれば、ビニール袋の製造業者はどうなるのだろう。
ビニール袋の単価が五十銭として、一日に二千万人がビニール袋を消費するとしても、
その一日の売り上げは、業界全体で一千万円ということになる。
一年では三十六億五千万円の売り上げ。
それが無くなっていこうとしているのであるから、
業界全体の死活問題になるに違いない・・・。
さて、明日からは東京に出張。
帰りは明後日の深夜になる予定。