■ WOFACUTAN

aquio2008-07-09

風呂に入ろうとして、
シャンプーを切らしていることに気付く。
ザイフェンの薬局で買ったシャンプーがあったことを思い出し、
旅行鞄の中を探る。
店員が髪の中に指を入れながらいろいろ説明してくれたが、
あいにく、私はほとんど独語を理解しない。
店員の言葉の中に、「メディチン」とか、
「メディティッシュ」とか聞こえる単語があった。
薬局でシャンプーを買おうとしているのであるから、
「これはドイツ薬局方に基づくシャンプーであるぞよ」とか、
「薬が入っているもんね」とか、
「頭・痒い・あなた使う・よろし」、と言っておるのだと見当をつけ、
「メディティッシュ?」
「ヤーヤー・ナイン・プロブレム」
「サムタイムス・アイ・ゴット・痒い・イン・マイ・ヘッド」
「イッヒ・カウフ・ダス・シャンプー」、と適当に相槌を打っておいた。
「痒い」って、英語で何て言うんだっけね・・・。
英語と日本語の合間に出鱈目なドイツ語が入ってくるから、
「こいつは何処の方言を使ってるんだろうか?」、
というような表情で、相手は私の言葉を理解しようと懸命になる。
外国人との会話はどちらがその主導権を握るかにかかっているのである。
海外旅行とは楽しいものであるね。
さて、「WOFACUTAN」のシャンプー、
「ヴォーファクタン」と読むのだろうか、なかなかに使い心地がよろしい。
香料は一切使われていないようであるが、
ほのかに昔懐かしい石鹸のような匂いがする。
なによりその泡切れの良さといったら、スッキリと髪の毛が洗いあがる・・・。
また買って帰ることにしよう。