■ ライター

aquio2008-07-18

一週間ほど前のこと、
アトリエで煙草を吸っていたら、
「Nさん(私のこと)、いいライター持ってますね」、
と職員のYが言う。
「使い捨てライターのどこがええねん?」、と返すと、
「Nさんも隅に置けませんね」、と言う。
ライターには「aian」というロゴが入っていた。
問い質してみると、
「aian」とは、
中国道西宮北インターの近くにあるラブ・ホテルであるらしい。
言われてみれば、
確かにそのような名前のホテルがあったような気がする。
「誰といったんですかぁ?」、
などと、Yは興味津々といった顔つきで訊きやがる。
私の日常の言動が言動であるから、
否定すればするほどFは面白がるに違いない。
面倒くさいから、「女だよ!」、と答えると、
「どんな女性と行ったんですか?」、としつこく訊いてくる。
これってセクハラじゃないんだろうか!?
面倒くさいから、
「色が白くて、髪がサラサラで、着痩せするタイプで、脱ぐとすごくって」、と答えておいた。
今頃は憶測が憶測を呼んでいるのではないだろうか・・・。
確か、馴染みのラーメン屋の親父がくれたライターではなかったか、と思う。
一昨夜、博多のIさんらと「勝一」という店で鶏肉を食べた折、
店の女の子にマッチをくれるよう頼んだところ、
金色のボディに「Land Land」と印刷されたライターを手渡された。
その梨地仕上げの金色のボディが気に入り、
そのままポケットに入れて失敬してきたのだが、
先程インターネットで検索してみると、
「Land Land」とは、奈良県大和高田市にあるラブホテルの名前であった。
素性の知れないロゴ入りのライターはうっかり持ち歩けない。