■ 整理・その44 / TITANIC

aquio2008-08-27

「CANDLEWICK PRESS」社が二〇〇七年に出版した
飛び出す絵本「TITANIC / タイタニック」。
ハードカバーの表紙を開け、
表紙をそのままズラズラ・・・と右にずらすと、
約八十センチもの長さのタイタニック号が立ち上がってくる。
これだけ大型の飛び出す絵本を眼にするのは初めてのこと。
左側のページのポケットには、
タイタニック号が沈んだことを伝える
The New York Times」の当日の新聞のレプリカ、
タイタニック号のファースト・クラスの乗船券、
そして、当日の船内レストランにおける
「FIRST-CLASS DINNER」のメニューのレプリカが入れられている。
その他、船内の案内であるとか、
船長や乗組員の人物紹介などを印刷した冊子なども添えられている。
タイタニックといえば、
まだテレビの画面が白黒であった時代に、「世にも不思議な物語」という番組があった。
世界中で起こった説明のつかない怪奇現象を紹介する番組であったが、
その番組の中で、このタイタニック号が取り上げられたことがあった。
タイタニック号が氷山と衝突して沈むより十五年ほど前に、
そのことを予見したかのような小説が発表されていた、という・・・。
その小説の名前は忘れたが、その中に出てくる船の名前は「TITAN / タイタン」。
小説はタイタン号がロンドンからニューヨークに向かって出発するところから始まるが、
タイタニック号はニューヨークからロンドンに向かう途中で遭難した。
双方の大きさはほぼ同じ。
その排水量もほぼ同じ数値であった、という。
乗組員と乗客の数も、小説と実際はほとんど同じであったらしい。
まだ子どもの頃に観た番組だが、
甲板の上で逃げ惑う人々のシーンとともに、妙にいろいろなことを憶えている。
もっとも、その真偽のほどは分からないでいるのだが・・・。
さて、この飛び出す絵本にはタイタニック号の図面も添えられているから、
今夜は酒でも飲みながら艦内の探検に出かけることにしよう。