■ 整理・その45 / Peter Rabbit

aquio2008-09-07

アメリカの古書店から、
バルチモアの「Ottenheimer Publishers」が
一九九四年に出版した仕掛け絵本
Peter Rabbit / ピーター・ラビット」の四冊セットが届く。
「The Tale of Peter Rabbit
「The Tale of Benjamin Bunny」
「The Tale of Tom Kitten」
「The Tale of Squirrel Nutkin」の四冊。
「ピーター・ラビットのお話」を最初に手にしたのは
今から三十年ほど前のこと。
息子たちがまだ保育園に通っている頃だった。
「大きな木の根っこの下にお母さんウサギと四匹の子ウサギが住んでいました」
「男の子の名前はピーター」
「ある日、お母さんウサギは子どもたちを野原に連れていきました」
「マクレガーさんの畑の中には絶対に入らないように、とお母さんウサギは言いました」
「でも、ピーターはその約束を破ってマクレガーさんの畑に忍びこみました」、
などと子どもたちに話してやったことを、昨日のように思い出す・・・。
「ピーター」の父親はマクレガーさんに捕まってテリーヌにされてしまっている。
マクレガーさんの胃袋に納まってしまった、ということなのだが、
「ピーターのお父さんはどこにいるの?」、
という子どもたちの質問に、
どう答えていいものやら、困り果ててしまったことを昨日のように思い出す・・・。
孫が授かったら、
その父親たちにしてやったように、膝の上に乗せて読み聞かせてやろう、と思う。
「ピーター・ラビット」といえば、
いつだったか、「ナショナル・トラスト」が管理する「HILL TOP / ヒルトップ」に、
「日本人団体客の入場お断り」の看板が立てられていた、という話を聞いた憶えがある。
ヒルトップ」は「ベアトリックス・ポッター」が晩年を過ごした家。
「行儀が悪い」、というのがその理由であったらしいが、
はて、その看板はもう取り外されているのだろうか・・・。