■ 整理・その52 / ABC3D

aquio2008-10-17

注文しておいた飛び出す絵本「ABC3D」が届く。
「ABC3D」の「3D」は「three dimension」、
つまり、「三次元」「立体」という意味。
「a=ape」「b=bar」「c=cat」「d=dog」というような、
いわゆる「アルファベット・ブック」の体裁を整えた
飛び出す絵本は過去に何冊も存在したが、
アルファベットの文字そのものが立ち上がってくるというのは、
初めて手にしたように思える・・・。
本を開くと、アルファベットの二十六文字が立ち上がってくる。
例えば、「E」のページを開くと、
「E」の文字が立ち上がってくるのは当たり前だが、
更にページを開き続けると、
「E」の最下部の横棒が引っ込んで「F」の文字に変化する。
「i」のページを開くと、
左側のページには「i」が斜めに立ち上がり、
右側のページには「j」が斜めに立ち上がる。
この時、「i」と「j」の上部の黒点を「i」と「j」が共有するようになっている。
言葉にするとややこしいが、ま、そういうことなのだ。
それにしても、実に洒落た画面構成ではあるなぁ・・・。
日記の画像は「U」。
ページを開くと、折りたたまれていた白い紙が立ち上がり、
簾模様の「U」の文字が現れる。
実に美しい。
値段も二千円と実にお手ごろ。
子ども騙しというか、虚仮威しのような飛び出す絵本が多いなかにあって、
久しぶりに、
大人の鑑賞眼にも耐えうる素晴らしい飛び出す絵本に出会ったような気がする。