■ MUSTANG 1966

aquio2008-11-15

今日は岡山の職場における「からくり塾」の最終日。
そろそろ終わろうかという頃になり、
欠席の多かった「なやむ号」さんがいらっしゃる。
その「なやむ号」さんからプレゼントを頂戴する。
真っ赤な「マスタング」のオートマタ。
ハンドルを回すと、
マスタング」は車体を小刻みに左右に揺らす。
車内には、口髭を生やした初老の男と、
サラサラとした長い髪の女の二人が乗っている。
どうやら、この初老の男は私のことであるみたい・・・。
更にハンドルを回すと、
口髭を生やした男が首を回して歩道側を見る。
しばらくの後、女が首を回して男の方を見る。
箱の中には、
「オートマタ作りの楽しさを教えていただいたお礼です」
「魅力的な女が同乗しているにもかかわらず、男は通り過ぎる他の女を目で追ってしまいます」
「まだ少し早いですが、誕生日のプレゼントです」
「欠席・宿題忘れ多数の困った生徒より」、
と書かれた手紙が添えられていた・・・。
「オッ、ええ女やなぁ・・・」
「ちょっとあんた、どこ見てんの!?」
「オッ、すまんすまん」、
などという会話が聞こえてきそうなオートマタではあるね。
マスタング」のナンバー・プレートには「Mustang 1966」の文字が・・・。
「なやむ号」さんは学校の先生でいらっしゃるのだが、
私のためにオートマタを作ってくださったお礼と、
塾への参加回数が少なかった罰の意味を込めて、
「私は欠席と遅刻の常習者です」と百回書いたノートを提出してもらうことにしよう。
「なやむ号」さん、有り難うございました。
自宅の書架に飾らせていただきますね。
家宝にいたします。