■ ダウン

aquio2008-12-06

午後の新幹線で神戸に向かう。
身体の震えと咳が止まらない。
新神戸駅から地下鉄に乗ろうとして、
車を神戸空港に停めっぱなしでいたことを思い出し、
三宮からポートライナーで空港に向かう。
今朝は神戸の町にも雪が舞ったらしい。
空港の気温は零度近くにまで下がっていた。
車の窓には薄っすらと氷が貼り付いていた。
震える手でエンジンをかけ、室内が暖まるまでじっと待つ。
頭も朦朧としているからスピードは出せない。
「右よし、左よし」
「前方の信号は黄色」、
などと指差確認しながら車をゆっくりと走らせる。
午後八時、神戸の職場に到着。
相当にひどい顔をしていたのだろう、
残っていた職員たちが皆一様に気遣ってくれた。
車を職場横の駐車場に停め、タクシーでアパートに帰る。
これで、年内にやり遂げなければならない主だった仕事はすべてこなした。
多分、それで気が緩んだのだろう、
その気の緩んだところを風邪に狙い撃ちされたような感じがする。
アパートの部屋もまるで氷室のように冷え切っていた。
湯たんぽに熱い湯を入れ、さっさと布団に潜り込む。
二十日からはチェコとドイツに出かけなくてはならない。
今日は六日。
二十日までは残すところ二週間ほどしか残されていない。
それまでに完治するか・・・!?