■ Seiffen / ザイフェン

aquio2008-12-22

プラハからザイフェンに向かう。
今日は午後三時から、
「Wolfgang Werner / ヴォルフガング」の
アトリエを訪問することになっているが、
日本で言うところの、
いわゆる「仕事納め」は昨日の日曜日であったはず。
今日は私たちのために、
わざわざアトリエを開放してくださる、と言う。
実に有り難いことである。
おもちゃがどのように作られていくのか!?
そのことを我々に教えるため、
わざわざ二人の職人も休日出勤させてくれていた。
ヴォルフガングとの付き合いはかれこれ十五年を超えるだろうか。
お互い前髪や鬢に白いものが混じる歳になった。
奥さんのウテもヴォルフガングも、
少しは英語が操れるようになっていた。
お互い拙い英語ではあるが、
共通の言語でなんとか意思を通じさせることで、
お互いの関係がより深まったような気がする・・・。
このことだけでも、今回の旅には大きな意味があったように思えてならない。
ザイフェンの夜は早い。
午後五時頃にもなると、日はとっぷりと暮れる。
店も閉めてしまうところが多い。
今晩はやたらと風も冷たく強い。
早々とホテルに帰ることにした。