■ お正月

aquio2009-01-01


元旦の「旦」の字は、
地平線、または、
水平線から太陽が昇ってくるシーンを表した文字である、
とそう誰かに教えられた憶えがある。
「元」の意味は「はじめ」、つまり「beginning」。
「旦」の意味は「朝」、つまり「morning」。
なるほど、よくできているな、と感心してしまう。
私は兵庫県明石市の生まれだが、
「明」という文字は、
「日」と「月」だから「明るい」のではなく、
この場合の「日」は「窓枠」を表す象形文字であるらしい。
「窓枠」を通して「月」の光が差し込むから「明るい」のだそうである。
なんとロマンティックな表現であることか。
日本語は美しいねぇ・・・。
歳をとったせいか、
近頃は母国語に大きな関心を持つようになったが、
読めても書けない漢字のなんと多いことか・・・。
情けないったらありゃしない。
しばらく中断していた英会話も再開したい、とも思うが、
いくら英語が喋れたところで、備わった知性以上の会話はできないものであるしね・・・。
日本語で「源氏物語」について語ることができなければ、
英語で「源氏物語」について語ることはできない、ということ。
さて、今日はお正月。
年頭に際しいろいろと思うことも多いが、
今年からは母国語にもう少し慣れ親しんでみようか、と思う。
あと一つ。
私も歳が歳であるから、
今年からはもう少し自分の身体を労ってやろう、とも思う。