2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

■ ブランダールさん

スコットランドを旅行していたB君が 土産を携えてアトリエにやって来てくれる。 人形師の「ブランダール」さんが託してくれた土産。 紙袋の中には一冊の本が入っていた。 「Essential CHARLES RENNIE MACKINTOSH」 建築家「マッキントッシュ」の生涯と、 そ…

■ ND

「ND」という言葉があることを知る。 何のことかというと、 「Nicotine Dependence」の略、 つまり「ニコチン依存症」のことであるという。 「ニコチン中毒」のことを差す言葉であるらしい。 さて、人種差別反対運動の根底には、 差別を受ける人種の存在が…

■ 自転車

「軽量であること」 「タイヤは細いこと」 「十五段ほどの変速ギアがついていること」 「ハンドルはブル・ホーン・タイプであること」 そのような条件に合う自転車を探していたところ、 サイクル・ショップから、 「ご希望に沿った自転車が見つかりました」…

■ 暇つぶし

桜の花びらの塩漬けを白湯に浮かべて飲む。 春を飲んでいると、 M社のMさんとおっしゃる方から電話が入る。 ご用件を伺えば、 個人投資家向けの商品を紹介したい、と仰る。 会議までにはまだ少し時間がある。 「話だけでも聞いて欲しい」、と仰るので、 話…

■ ドイツ旅行

ドイツ旅行の計画が急に持ち上がる。 期間は十二月一日から八日間ほど。 関西空港を出発し、 フランクフルトを経由してドレスデンに移動。 ドレスデンからエルツ地方に向かい、 ミュンヘンから関空に戻る、という旅程。 今年のドイツのクリスマス市は 十一月…

■ ON/OFF

ある幼稚園での出来事。 大勢の園児たちが園庭で遊んでいる時、 「お遊びの時間はもう終わりましたよ」 「さぁ、もうお部屋に戻りましょう」、 と一人の保育士が園児たちに声をかけた。 その時、一人の園児が保育士のもとに駆け寄り、 こう、声をかけた。 「…

■ 風邪の神様

昨夜は猛烈な風雨であった。 傘がまったく役に立たないほどの風雨だった。 職場から駐車場までの距離は約四百メートル。 歩く間に、頭の先から爪の先までびしょ濡れになる。 歯がカチカチと鳴る。 どうやら風邪がぶり返してしまったようである。 「風邪の神…

■ えいご漬け

お茶を切らしてしまった。 車を走らせ、最寄の「ダイエー」に出向く。 食料品売り場で玄米茶を買い求め、 文具売り場で付箋紙を買う。 文具売り場の横は、 ゲーム・ソフトの売り場であった。 昨年の六月、長男のDが私の還暦祝いにと、 「NINTENDO DS」をプ…

■ 風邪

風邪をひいてしまった。 インフルエンザではないと思うが、 少し熱があり、身体がだるい。 身体中の関節がギシギシと軋んでいる。 今日は仕事を休むことにし、 職場のYさんにそのことを伝える。 「風邪ひいてしもうた」 「インフルエンザですかぁ?」 「違…

■ シカゴ

博多にお住まいのMさんとTさんが、 シカゴのシュハイルさんを連れていらっしゃる。 シュハイルさんはインテリア・デザイナー。 身体の重心移動だけで動いたり止まったりする、 あの「SEGWAY/セグウェイ」のショールームの デザインも手がけられたことがあ…

■ 丹波篠山

丹波篠山に出かける。 ある会議に出席したのだが、 気がかりな事があり、 会議にはほとんど集中できなかった。 その件につき連絡があるはずなのだが、 いつまで経っても連絡がない・・・。 「篠山における会議は一時から四時頃まで」 「その間、携帯の電源は…

■ パンとワイン

ジャズを聴きながらワインを飲み、パンを食べる。 私がワインを初めて飲んだのは 今から約五十年ほど前のこと。 私がまだ小学生の頃だった。 その頃のワインといえば、 「壽屋」の「赤玉ポートワイン」のことを差していた。 ワインと名のつく酒は、 「赤玉ポ…

■ 無礼

「紙のからくり人形って作れませんか?」、と 某大手広告代理店から一本の電話が入る。 木には木の特性があるように、 紙にも紙の特性がある。 木と同じように、 紙にも切り易い方向と切り難い方向がある。 折り易い方向があれば、折り難い方向もある。 紙で…

■ 鳥取・その2

電話の呼び出し音で眼が覚める。 私の部屋の電話が鳴っていた。 受話器を手に取ると、 フロントが「Yさんからのお電話です」と告げる。 頭がボケている。 「Yさん?どちらの?」と訊くと、 「H町のYさんとおっしゃっていますが」、と言う。 「はいはい、…

■ 鳥取

午前七時起床。 神戸から岡山県のM市を経由し、 鳥取県のH町に向かう。 強風に煽られながら国道9号線を西に向かう。 今日は日本海の波も荒い。 現場での作業は一時間ほどで終わるが、 明日はこの施設のオープニングの日。 その祝いの席に出席しなければな…

■ Lynne & David・その3

リンさんとデーヴィッドを車に乗せ、 今日は滋賀県の近江八幡に向かう。 近江八幡は古い民家が建ち並ぶ町。 近江八幡を訪れるのは今回で三度目。 「酒遊館」において、 名物・赤こんにゃくの土佐煮、あわ麩の田楽、 鮎の甘露煮、近江牛のたたき・・・等を食…

Lynne & David・その2

リンさんが、 「さ〜し〜こ〜の〜ど〜ん〜ざ〜」を見たいと言う。 リンさんの解説によると、 「さ〜し〜こ〜の〜ど〜ん〜ざ〜」とは、 昔、淡路島の漁師たちが用いた防寒着であるらしい。 リンさんは平仮名が書ける。 「さ〜し〜こ〜の〜ど〜ん〜ざ〜」とは …

■ Lynne & David

「Nさんですか〜」 「リンさんで〜す」 「いまきょうと〜いま〜す」 「ひっかっりっさんろくご〜のりま〜す」 「しんこうべわたしたちあいま〜す」 私の携帯にリンさんから連絡が入る。 日本語に翻訳すると、 「今、京都にいる」 「ひかり365号で神戸に…

■ シナモン・トースト

博多からMさんとTさんがいらっしゃる。 新神戸駅でお迎えし、 鯉川筋の四川料理店で昼食を楽しむ。 昼食の後、トア・ロードの「MOKUBA」に移動し、 アメリカにおけるイベントの打ち合わせを行う。 Mさんはシカゴ出身のアメリカ人。 博多に住んで十年は経…

■ 鳥取出張

昨日まで東京に出かけていた。 今朝は七時に起床。 Yさんと鳥取県のH町に向かう。 まったく、少しも休ませてはもらえない・・・。 北に向かって車を走らせるにつれ、 雲行きが徐々に怪しくなってくる。 トンネルを抜けると、道路脇には雪が少し積もってい…

■ 車人形

S県において、 人形劇フェスティバルの計画が持ち上がっている。 行き掛り上、その計画に協力しなければならない。 協力するからには、 なんとか成功させたいものである。 「UNIMA/ウニマ」という名の団体がある。 「UNIMA」は 「Union Internationale de …

■ 作業靴

木工の作業には様々な危険が伴うが、 事故を起さないためにはいくつかの注意点がある。 ①平静な心、つまり平常心で作業に臨むこと。 ②手袋を装着したまま機械に向かわないこと。 ③足に合った靴を履くこと。 ④袖口や裾の広がった上着を着ないこと。 ⑤刃物は常…

■ 三重苦

毎日のように迷惑メールが配達される。 毎日その数は四十通を越える。 次から次へと削除しているうち、 必要なメールまで削除してしまうことがある。 ま、それはゴミ箱まで探しにいけばいいのだが、 ゴミ箱を漁りに行くのも、手間といえば手間。 非常に困る…

■ パステル

神戸の画材屋でパステルを買ったことを思いだし、 押入れの中から 「NOUVEL CARRE」四十八色のセットを取り出す。 パステルで絵を描くのは何年ぶりになるだろう。 紙にパステルを塗りつけ、 指を使って薄く引き伸ばしてみたりするうち、 指先の感覚が戻って…

■ 一時の恥

鳥取から帰る。 鳥取には猛烈な風が吹いていた。 今朝のテレビのニュースによると、 瞬間最大風速は二十九メートルを超えたという。 時速に換算すると、 実に、百キロを越すスピードで大気が移動した、 という計算が成り立つ。 猛烈なエネルギーではある・・…

■ 雛祭り

私は男三人兄弟の長男である。 父は男三人兄弟の次男であった。 そして、私の息子たちは男ばかりの三人兄弟である。 三代に渡り、男三人兄弟という状態が続いている。 世間では「呪われた家系」、 と密かに囁かれているようであるが、 そのせいで、我が家に…

■ 卦体

自画自賛めくが、 鳥取の仕事は完璧であったように思える。 「これほどのものとは思ってもいなかった」、と クライアントも大喜びしてくれた。 が、気になる部分はまったく無い、とは言えない。 頭の中でイメージしていた建ち絵図と、 現物との間には微妙な…