2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
某女子大の付属幼稚園に出かける。 阪神高速の渋滞が予測される。 一時間の余裕をもってアパートを出発したら、 時間通りに着いてしまった。 駐車場に車を停め、園の辺りをブラブラと散歩する。 墨痕鮮やかな「未生流」の看板を掲げた家があった。 その家の…
今から十年ほど前、 岡山の職場で月に一度発行している機関紙に、 飛び出す絵本の特集を組んだことがあった。 七千字ほどの小論文を書くため、 大阪の中之島図書館にまで出向いたりもした。 インターネットが今ほど発達していなかった頃のこと。 飛び出す絵…
「遊びと玩具研究会」のTさんから、 「材木の端材があったらくれない?」 「ワークショップに使える端材が欲しいの」 「できるだけたくさんね!」 「いい、分かったわね!?」、という電話がかかってくる。 頭が上がらない存在などほとんどない私だが、 こ…
人間ついていない時はとことんついていないもので、 長年連れ添った亭主と別れる破目になるわ、 五年も勤めた会社を辞めることになるわ、 あげくは、ヤクザの乗った車と接触事故を起こすわ・・・と、 ここ数ヶ月というもの、Nさんは本当についていなかった…
今朝は抜けるように青い空が広がっている。 それだけですっかり嬉しくなってしまった私は、 少し早目にアパートを出発し、 職場の近くをブラブラと散歩することにした。 昨晩はほとんど眠れなかったのだが、 ゆったりと歩いているうち、身体が目覚めてくる。…
両脚のふくらはぎの外側が痛む。 鉛を抱えているような、鈍い痛み。 ビタミン類の摂取には怠りがないから、 まさか、「脚気」であるとは考え難い。 もやもやと気色が悪いったらありゃしない。 ひょっとしたら、運動不足かもしれないな。 そろそろベッドに入…
「佐治晴夫」さんにお会いする。 「佐治」さんは立教大学と東京大学で、 基礎数学と理論物理学を学ばれた後、 東京大学の物性研究所、松下技研の主幹研究員、 宮城大学の教授・・・などを歴任された後、 現在は鈴鹿短期大学の学長の任に就いていらっしゃる。…
人生にはいろいろなことが起きる。 計画通りの人生など在り得ない。 自分のこれまでの人生を振り返り、 それを折れ線グラフで表してみることにした。 横軸を0歳から61歳までの時間の推移、 縦軸の上方を「富裕」、下方を「貧困」と定め、 我が家のその時…
「お送りした企画書は検討してもらえましたか?」、 という電話がかかってくる。 「はて、いったい何のことだろう・・・?」、 と相手の電話の内容に調子を合わせて話しているうち、 「あぁ、あの変てこな企画書のことかぁ」、と思い当たる。 某IT関連企業…
今日は久しぶりの休暇。 岡山県と兵庫県の県境、日名倉山の志引峠を越え、 千種から山崎、福崎をぬけて神戸に向かう。 いつもは佐用インターから中国自動車道を利用するのだが、 昨日は上記のルートを採って神戸に帰ってきた。 のんびりと田舎道のドライブを…
一昨日から岡山の自宅に戻っている。 今朝、雪の解けた林の中を歩いていると、 枯れた草の中に、キラキラと光るモノがあった。 ライフル銃の薬莢であった・・・。 近くを探したところ、 三発のライフル銃の薬莢と、 一発の散弾銃の薬莢が見つかった・・・。 …
出版社のYさんらと語らい、 「新しいからくり人形の本を出版しよう」、ということになる。 それが実現するかしないかはまだ未定だが、 どちらにしても、準備だけは整えておかなければならない。 少し気が早い、とは思ったが、 本のタイトルを「摩訶不思議動…
口髭用の鋏と櫛を買う。 ところが、櫛で髭を押さえ、鋏で切ろうとすると、 髭はスルスルと刃先から逃げていってしまう。 どうしても同じ長さに整えることができない・・・。 イライラする、のであるね。 髭を伸ばし始めて気付いたのだが、 髭を整えることほ…
この二月、ミュンヘンのHさんから、 「Kunst Ein Kinder Spiel」という素晴らしい書籍を頂戴した。 そのことは二月二十一日の日記に書いたが、 「何かお返しをしなければ」、とそのことが頭から離れなかった。 Hさんは「PEZ / ペッツ」のコレクターでいら…
三男のSと久しぶりに会う。 JR三宮駅の中央口で待ち合わせていたのだが、 あれこれ残務を片付けているうち、 息子との約束の時間が迫ってきてしまった。 急いで出かけたところで、 約束の時間には間に合いそうにもない。 で、私のアトリエで会うことにし…
東京から戻る。 往きも帰りも、乗った新幹線は真っ新な「N700系」だった。 「N700系」は全席禁煙なのだが、 窓口で「喫煙希望」、と申し込むと、 喫煙スペースの近くの席をリザーブしてもらえる。 「N700系」の喫煙ブースは、 奥行き約一メート…
会議が終わった後、居残った七名の職員を連れ、 苦楽園のお好み焼き屋「浅井」に出かける。 亭主のA君との付き合いは、 かれこれ四十三年にもなるだろうか・・・。 私が高校三年生の時、私は山岳部に所属するとともに、 吹奏楽部にも所属していた。 私は第…
モノ作りをする場合、 私は必ず同じモノを二つ同時に制作することにしている。 組み立ての途中で、 塗装が汚れているとか、部品にひびが入っている、 などという思わぬアクシデントが起こった場合、 二つ分の部品が揃っていると、 もう一つの方からすぐさま…
本来はもの作りをする人間なのだが、 気が付けば、 いつの間にかもの作りの道から大きくずれてしまった。 来し方は自分が望んで歩いてきた道であり、 大筋では間違ってはいなかった、とは思うものの、 近頃、「ちょっと違うんとちゃうやろか!?」 「この道…
昨晩は久しぶりに木工の作業に勤しむ。 作業場を出たのは、深夜十二時半を少し過ぎていた。 家への帰り道、出会いがしらに狐の親子に出くわす。 こちらも驚いたが、むこうも驚いた様子であった。 雪は音を吸収してしまうから、 人の近づく気配が分からなかっ…
今朝も林の中を通って職場に向かう。 林を抜けると、 道には、何か大きなモノを引きずったような跡がついていた。 跡は山の上の方から麓の方向に向かってついている。 林業に係わる人が何かを運んだのだろうと、 その跡をトレースしながら下りていくと、 林…
自宅から職場までの距離は約三百メートルほど。 鹿が歩いた跡をラッセルしながら、 林の中を通って職場に向かう。 昨日の日記に「青い鳥」のことを書いたが、 Wさんに聞いたところによると、 「メーテルリンク」の戯曲「青い鳥」には、 意外な結末が用意さ…
昨日、Kさんが「会社を辞めたい」、と言ってきた。 理由を質すと、「私はこの職業に向いていない」、と言う。 「どんな職業が自分に向いていると思うの?」、と訊くと、 「さぁ・・・」、という返事。 「いろいろと他のことも体験したい」、と言う。 どうや…
仕事には「優先順位」、というものがある。 重要な仕事、緊急を要する仕事を、 まずは片付けてしまわなければならない。 しかし、近頃は本当に物忘れが多くなってきた。 困ったことであるなぁ・・・。 で、近頃はできるだけ仕事は部下に託すことにしている。…