2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
前の日記にも書いたが、 私の職場には美女が揃っている。 その美女たちがコーヒーを淹れてくれるわ、 煙草は自由に吸えるわ・・・で、 私のアトリエはオッサン達の溜り場と化している。 今朝も、 「オッ、鞄の用意だけは出来てるなぁ!」 「で、作品の方は出…
四月八日、 ザイフェンの博物館で 私のワーク・ショップが予定されている。 そのことは昨日の日記に書いた。 大勢のお客様が見にいらっしゃるらしい。 ま、そのほとんどは エルツ地方に住むおもちゃ職人たちなのであろう。 せっかくの機会だから、 ワーク・…
四月八日、 ザイフェンの玩具博物館において 私のワーク・ショップが予定されている。 時間は約三時間。 そのための資料や材料を持参しなければならない。 これがけっこう嵩張る。 それらは旅行鞄に入れていくつもりだが、 それだけで相当な量になる。 下着…
夕方、 照明デザイナーのHさんが チャーミングな女性を連れてアトリエにいらっしゃる。 聞けば、O大学に通うお嬢さんとのこと。 OはMという名物教授がいる大学。 彼女はそのM教授のもとで造形を学んでいるらしい。 Mさんは私の古くからの知人でもある…
昨日、 夕方の五時頃からあくびが止まらなくなる。 あくびをする度に涙が流れる。 酸素と炭酸ガス・・・、 身体の中でガス交換が上手くいっていないような様子。 なんとなく眼の焦点も合わない・・・。 危険を感じて機械類のスイッチを切る。 作業を少し早め…
警視庁遺失物センターから、 失くした携帯電話が戻ってきた。 いったいどこのどなたが拾って届けてくださったのか、 それを問い合わせても、 「個人情報保護法」とやらで教えてはもらえなかった。 感謝の気持ちを伝えることができない・・・。 この携帯には…
ほとんどの作品の発送を終える。 今朝はUPSで四個、 EMSで一個の段ボール箱を送ってきた。 今日までに送った段ボール箱の数は全部で十七個。 やれやれ・・・、ではあるが、 制作途中の作品がまだ六つもある。 これらはバッグの中に入れていく予定。 二…
プラハのホテルのサービスは最低だった。 朝食もひどいものだった。 白湯に色をつけたようなコーヒーの味もひどかった。 少し離れたところに置いてあったサーバーから、 コーヒーのとてもいい香りが漂ってきていた。 そのサーバーからコーヒーを注ごうとした…
アウアーバッハさんから 「個展の案内状がケムニッツの税関を通過しない」、 との連絡を受ける。 「これは展覧会の案内状である」 「これは無料で配布する案内状である」と いくら説明しても、 ケムニッツの税関のオババは 頑として受け付けてくれないらしい…
携帯カメラのピントがどうしても合わない。 普通はカメラの中心にピントが合うはずなのだが、 見てのとおり、どこにもピントが合っていない。 照明をいくら工夫しても、 狙った色さえ表現できない・・・。 ま、携帯カメラにそこまで求めるほうが無理なんだろ…
三月十五日、Mさんがアトリエにいらっしゃる。 Mさんとお会いするのは十年ぶり。 お互い歳をとった・・・。 見れば、美しいお嬢さんを連れていらっしゃる。 「娘ですよ」と紹介される。 彼女に会うのも十年ぶり。 幼さが残る小学生であった子が、 今は京都…
旅行代理店のHさんがアトリエにいらっしゃる。 今年の十二月のドイツ旅行の打ち合わせ。 「ドイツのクリスマス市を見に行こう」というツアー。 日程も行程も料金も決まっていないのに、 すでに何組かのご夫婦の参加が決まっているらしい。 今のところ、 十…
ミュンヘンのGさんからメールが届く。 ディスクがザイフェンに届いていないという内容。 ポスターに使用する画像を焼きつけたディスク。 十日ほど前に航空便で送ったはずだが、 それがまだ現地に届いていないという。 どこにいってしまったのだろう・・・。…
「Erzgebirgiches Spielzeugmuseum Seiffen」 ザイフェン玩具博物館の館長 「Konrad Auerbach/アウアーバッハ」さんから 一通のメールが届く。 メールには一通のファイルが添付されていた。 ファイルを開いてみると、 私の個展の記事が掲載された新聞の切り…
ザイフェンに送る作品の荷造りを始める。 作品を一つずつ丁寧に包み、 クッション材で固定して箱に詰める。 なかなかに神経を使う作業ではある。 段ボール箱の数にして三個、 十個の作品を荷造りするのに四時間もかかってしまった。 送らねばならない作品の…
「JUN」や「VAN」、「ACE」や「EDWARD」といった メンズ・ファッション・メーカーが一世を風靡していた頃、 いわゆる「アイビー・ルック」全盛の時代、 私は「JUN」の製品を扱う店で働いていたことがある。 今から四十二年ほど前のこと。 「アイビー・ルック…
息子Sの就職が決まる。 東京に本社がある企業。 その大阪支社に勤務することが決まったらしい。 息子に二着のスーツをプレゼントする。 コーデュロイのスーツと、 薄手のフランネルのスーツ。 表参道にあったメンズ・ショップで購入したもの。 買ったのは二…
大阪に「愛隣地区」と呼ばれる労務者の町がある。 その昔、ここは「釜が崎」と呼ばれていた。 この町で一人の売春婦が逮捕されたことがあった。 逮捕された売春婦は十四歳の少女だった。 少女は警察からケースワーカーの手に引き渡された。 なぜ彼女は売春婦…
先日、 ある方(匿名希望さん)から一通のメールをいただく。 「aquioさんと奥様はどのようなご関係ですか?」 「とても興味があるので教えてください」、 というご質問のメール。 文面から判断して、 とても若い女性でいらっしゃるような感じを受ける。 こ…
昨年の八月、 私はM新聞社の依頼で 八百字ほどの小論文を寄稿したことがあった・・・らしい。 昨日、ある芸大の入試課から電話が入る。 「貴方の論文を今年の入試に使わせていただいた」 「事後承諾になるが許可をいただきたい」 電話はそのような内容だっ…
下手になろうとして腕を磨く職人はいない。 皆、上手になりたいと願って精進を重ねる。 精進を重ねるうち、 自分の腕が上達していることに気付く時がある。 こうなればしめたもので、 ますますその腕は上達していくことになる。 苦しいはずの修練が楽しいも…
T君がアトリエを去ることになった。 この春から職業訓練校に通うらしい。 「Nさんが仕事を教えてくれないから」、 それがアトリエを去っていく理由であるらしい。 Nさんというのは私のことである。 私のアトリエには、 機械も工具も材料も過不足なく揃っ…
失くしたと思い込んでいた携帯電話が出てきた。 今日、KDDIから 「au電話機拾得のご連絡」というファックスが届く。 やれやれ助かった・・・。 携帯には約八百件ほどの個人データが入っている。 悪用されたらどうしようかと、 そればかりが気がかりだった…
今日はアパートに妻と母がやって来ているはず。 土産にチョコレート・ケーキを購入する。 彼女たちは甘いものに目がない。 目はないが、 よく喋る口とよく食べる口は・・・ある。 チョコレート・ケーキでポイントを稼ぐことにした。 その昔、 青山に「ココ・…
その昔、 在来線では約束の時間に間に合わないと判断し、 京都から新幹線で新大阪に向かったことがあった。 京都発十一時五十四分の「ひかり」のチケットを買った。 そうとう焦っていたのだろう、 その時の 私の頭の中には「11:54」という数字しかなか…