■ プラハの思い出

aquio2006-03-21

プラハのホテルのサービスは最低だった。
朝食もひどいものだった。
白湯に色をつけたようなコーヒーの味もひどかった。
少し離れたところに置いてあったサーバーから、
コーヒーのとてもいい香りが漂ってきていた。
そのサーバーからコーヒーを注ごうとしたら、
「そのコーヒーは政府の高官様のためのものである」
と、給仕から忠告を受けた・・・。
食後に煙草を吸おうとしたら、
給仕がとんできて、「ここは禁煙です」と言う。
少し離れたところでは数人の男たちが煙草を吸っていた。
「スモーキング・ゾーンはあそこか?」と訊くと、
「あの方々は政府の高官様たちである」という返事。
どこに行ってもすべてがこの調子であった・・・。
宿泊代金を支払おうとしたら、
フロントの女性はニコリともせず「代金はドイツ・マルクで支払え」と言う。
マルクで支払ったら「Kc/コルナ」で釣りをよこした。
これでカチンときた。
「お釣りをください」
「コルナはお金ではありません」
「コルナはただの紙くずです」
「マルクでお釣りをください」と言うと、
「お前の英語はよく解らない」と言いやがった。
これでまたカチンときた。
「ファックユー・ベリー・マッチ・フォー・ユア・カインドネス・ミス・コミュニスト」と言ったら、
突然彼女は怒り出した。
なんだ、私の英語が理解できているのではないか。
「君の英語はよく解らない」と言ってやったが、
つまらない口論をしてしまった・・・という後悔が残る。
いろんな思い出があるが、プラハはまた訪れたい街ではある。
昨日の日記に「コミュニスト」と書いて思い出したこと。