2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
歯を磨いていて、 「麻雀放浪記」を著した「阿佐田哲也」のことを思い出す。 阿佐田は雀聖と呼ばれるほど麻雀が強かった。 本名は「色川武大」。 「朝だ、また徹夜をしてしまった・・・」。 阿佐田哲也のペンネームはそこから付いたらしい。 昨夜はとうとう…
午前十一時に自宅を出発。 スイフトさん、レースさんご夫妻を車に乗せて 新神戸駅に向かう。 レースさんご夫妻は今日から京都に滞在される。 明日は京都の夜を楽しまれるらしい。 三条河原町の割烹「忘吾」に予約を入れておく。 午後一時半、新神戸駅着。 レ…
スイフトさん、レースさんご夫妻を倉敷にお連れする。 スイフトさんもレースさんも 倉敷を訪れるのはこれで二度目であるらしいが、 奥方たちにとっては初めての倉敷。 「蕎麦処・さくら」で天婦羅蕎麦をご馳走する。 この店の蕎麦は本当に上品で美味しい。 …
「DAVID SWIFT/デーヴィッド・スイフト」さんご夫婦が スコットランド・エディンバラから有馬温泉に来られる。 スイフトさんとお会いするのはこれで三度目。 スイフトさんはスコットランドを代表するアーティスト。 「ガリバー旅行記」を著した、 あの「ジ…
「ROBERT RACE/ロバート・レース」さんご夫妻と 有馬温泉でお会いする。 レースさんはイギリスにおけるクラフト界の重鎮。 ヨーロッパでは大変有名なアーティストでいらっしゃる。 彼の作品に初めて出合ったのは一九〇六年、 ミュンヘンの「HANDWERKSKAMMER…
草むらでは、 腹を膨らませたカマキリがヨタヨタと這っていた。 カマキリは冬眠をしない。 出産を終えたら静かに死んでいくのだろう。 それまで鳥の餌食にならなければいいのだが・・・。 職場の廊下には、 廊下と同じ色に体色を変化させたアマガエルがいた…
今日は神戸の職場の面接日。 机の上には九名の方々の履歴書が届いている。 男性二名、女性七名の履歴書。 午前十時半から面接を始め、女性四名の採用を決定する。 「今までに一番印象に残った本は?」と、 私はいつもそう聞くようにしている。 どのような本…
ぺぺさんを関西空港までお送りする。 有馬温泉から関西空港までは約百キロ、 時間にして約一時間半の道程。 道中、映画の話で盛り上がる。 「第三の男っていう映画を観た?」 「オーソン・ウエルズの・・・」 「そう、ウィーンが舞台の映画」 「ウエルズとい…
イギリスのデーヴォンから、 「RODNEY PEPPE/ロドニー・ぺぺ」さんが来日される。 新神戸までお迎えに行く。 ぺぺさんはからくり人形作家であるとともに、 イギリスでは著名な絵本作家でもいらっしゃる。 彼が描いた絵本「ENGEL MOUSE」は BBCからアニメ…
万博におけるメイン・イベントは昨日でおしまい。 今日はアフリカ館を探検しようと決めていた。 マリ共和国に住むドゴン族の展示を見たかったのだ。 ほとんどの国がイスラム教化されているアフリカにおいて、 ドゴン族は独自の宗教と文化と言語を保ってきた…
愛知万博で開催されたイベントに参加する。 何事においてもそうだが、 舞台の裏側から見る世界はとても興味深いものがある。 私達十人のメンバーには部屋が割り当てられていたが、 部屋から出たところで、 一人の厚化粧をしたオバサンが大声で喚きちらしてい…
名古屋に来ている。 午後六時に職場を出発。 いったんアパートに帰り、シャワーで汗を流す。 下着を替え、新しいコットン・シャツを下ろし、 プレスの利いたコットン・スラックスを穿き、 午後八時にアパートを出発する。 五百メートルほど離れた個人タクシ…
思いついて午後九時ころからアパートの大掃除を始める。 六畳が二間、四畳半が一間、 それに六畳のキッチンという間取りのアパート。 狭いアパートだが、独り暮らしには十分の広さ。 南向きの四畳半の部屋にベッドを持ち込み、 和紙で作られた提灯型の照明器…
「瘋癲老人日記」と題した日記を書いていて、 アパートの本棚に「TOMI UNGERER/トミー・ウンゲラー」作 「EROTOSCOPE/エロトスコープ」があったことを思い出す。 「すてきな三人組」「ゼラルダと人喰い鬼」 「月男」「へびのクリクター」・・・。 素晴らし…
映画「THE BODY OF THE SOUL」を観る。 近くのビデオ・ショップから借りてきた。 邦題は「夜のメイド」。 舞台はローマ。 高級アパートで気楽な生活をおくる老作家が 一人のメイドを雇うところから映画は始まる。 下品な声、下品な会話、下品な立振舞・・・…
今のご時勢、 仕事が途切れずにあるというのは喜ばしいことであるが、 時には頭の芯が痛くなるほどの疲れを覚える。 無性に酒が飲みたくなり、 車を走らせて神戸の街に出かける。 トア・ロードの「アミチエ」の扉を開け、 まずはビーフ・シチューとビールと…
岡山の職場が開館十周年を迎えた。 今日はその十周年記念パーティの日。 大勢のお客様から祝福を受ける。 いろんなことがあった十年だった・・・・。 岡山の職場は、 いわゆる第三セクター方式で運営されている。 地区行政の長が社長を務める会社だが、 行政…
小便器の中に球状の芳香消臭剤が入っていると、 O はいつもその球をめがけて弾を撃っているらしい。 弾に勢いがあるうちは狙いも定めやすく、 その球を右に左に転がしては暇をつぶしているらしい。 ま、男なら誰もがやる暇つぶしではある。 男はどこでも遊…
アパートの近くに古本屋があることを知る。 ずいぶん以前からそこにあったらしいが、 今日の今日まで知らずにいた。 早速出かける。 古本屋の匂いが大好きなのだ。 今から五十年ほど前の映画、 「禁断の惑星」のDVDが販売されていた。 八百四十円。 破格…
台風一過。 ラジオから流れてくる 「台風一過、今朝の空は・・」というアナウンスを聞き、 「台風一家?」「どんな家族なんやろ???」と、 子どもの頃に勘違いしていたことを思い出す。 そういえば、 「赤い靴履いてた女の子異人さんに連れられて・・・」…
岡山から帰る。 神戸に帰ってきたのは午後三時半を少し過ぎていた。 昼食をとっていなかったことに気付き、 息子の店に出かける。 「なんか食べるもんない?」 「火をぜんぶ落としてしまったから何もできんよ」 「火を使わなくても食べられるものって何かな…
岡山駅前のホテルに泊まっている。 窓の外は猛烈な勢いで雨が降っている。 明日は朝の九時から会議がある。 自宅から岡山市までは車で二時間ほどの距離だが、 朝のラッシュのことを考えれば、 午前六時には自宅を出発しなければならないし、 時間に遅れるワ…
今から十七年ほど前まで、 私は長野県の白馬村に住んでいた。 雪深い村における生活には四輪駆動車が欠かせない。 その頃の私の愛車は三菱の「パジェロ」であった。 七年ほど使いこんだパジェロはボロボロの状態であった。 新しいパジェロを買うため、 私は…
私のアトリエの中に T さんのためのスペースをご用意することになった。 T さんは機械式時計の専門家。 機械式時計のことなら何でもご存知の方。 腕時計であっても柱時計であっても、 T さんに直せない時計はない。 もともと、からくり人形と時計は同じ歴…
東京にお住まいのOさんから 「ボレロ」の楽譜を送っていただく。 「ラヴェル」の「ボレロ」を題材に、 からくり人形を作ることを思いついたのだ。 ダンダダダダンダダダダンダンダンダダダ・・・。 小太鼓が奏でるリズムを人形で表現したかったのだが、 あ…