■ 徘徊老人日記

aquio2005-09-13

今のご時勢、
仕事が途切れずにあるというのは喜ばしいことであるが、
時には頭の芯が痛くなるほどの疲れを覚える。
無性に酒が飲みたくなり、
車を走らせて神戸の街に出かける。
トア・ロードの「アミチエ」の扉を開け、
まずはビーフ・シチューとビールとパンを注文する。
マスターのKさんから
チョコレート・ケーキをご馳走になる。
表面を焦がしてしまい、売り物にならなかったケーキ。
コゲの苦味を除けば、
素晴らしい味のケーキであった。
次回はぜひコゲのないケーキをご馳走していただきたい。
チョコレートの苦味が利いたケーキをいただきたい。
コゲの苦味には好き嫌いがあると思う。
Kさんと談笑した後、
夜の神戸の街をウロウロと徘徊する。
北野坂を右に折れ、
バー「YANAGASE/ヤナガセ」の扉を開ける。
いつ訪れても、ここは時間が止まっているかのように感じられる。
冬になれば、暖炉に火が入る・・・。
薪がパチパチと爆ぜる音を聴きながら飲む一杯のウイスキー・・・。
あぁ、早く冬にならないものだろうか・・・。
辛口のシェリー酒を軽く二杯ほど頂戴した後、
夜の神戸の街をフラフラと徘徊する。
生田神社の近く、バー「DUKE/デューク」の扉を開ける。
「デューク」は「デューク・エリントン」の「デューク」。
マスターのTさんは関西では結構著名なギタリスト。
音楽の話で盛り上がったことは覚えているが、
内容はすべて忘れてしまった・・・。
デュークを出た後、
夜の神戸の街をヘロヘロの状態で徘徊する。
もう一軒ハシゴをした覚えがあるが、
さて、どこの何という店であったか、まるで覚えていない。
生田神社の近くのホテルにチェック・イン。
ゆっくりと眠ることにする。
疲れもとれた。
たまにはこういう夜があってもいい・・・。
職場には明日の朝早くに出発することにしよう。