2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日の午後三時過ぎ、いきなり眩暈を覚える。 足元もフラフラと覚束なくなる・・・。 「気分が悪い。今日は早退する」と、 職員のFに告げてアパートに帰る。 パジャマに着替えてベッドに転げ込む。 気がつけば、 時計の針は六時四十五分を指していた。 洗面…
ドイツを旅行中、 私はズ〜ッと「アスパラガスのスープ」と言い続けていた。 どうしてもアスパラガスのスープが飲みたかったのだ。 「シュパーゲル・ズッペ・ビッテ」 「ナイン!」 「アソウ・・・」 スープの季節には少し早すぎたのだろう・・・。 今朝、ミ…
昨日は深夜の一時ころまで飲んでいた。 今日は岡山の職場に出勤しなければならない。 朝は五時半に起床。 六時半、岡山の職場に向かって出発。 西宮北インターの手前で、 財布にお金がまったく入っていないことに気付く。 あわてて近くのコンビニに出向き、…
神戸空港13:05発ANA1661便で新潟に向かう。 飛行機はよく揺れた。 ジンとベルモットを飲んでいたとしたら、 腹の中でドライ・マティーニが出来上がる・・・。 そう思わせるほど揺れに揺れた。 気流がよほど悪かったのだろう、 1661便はいつもとは違うルー…
M大学における今日の講義のテーマは「人形劇」。 昨夜からその講義のための人形を作り始める。 画用紙と新聞紙で作る糸操り人形。 人形が出来上がったのは深夜の二時を過ぎていた。 学生たちにはハサミや糊を持ってくるよう伝えておいた。 05:45/目覚…
今夜、岡山の職場において 「トワイライト・コンサート」を開く。 お茶を召し上がっていただきながら、 約百年前のアンティーク・オルゴールの 音色を楽しんでいただこう・・・という趣向。 前宣伝が効いたのか、 今夜は満席の盛況だという報告を職員から受…
「POP-UP BOOKS」、 いわゆる「飛び出す絵本」の収集を始めたのは、 私が三十歳の頃であった。 今、その「飛び出す絵本」がブームであるという。 今朝も東京のテレビ局の電話取材を受ける。 「収集を始めたのはいつの頃からか?」 「そのきっかけは?」 「現…
教室の扉を開けて驚いた・・・。 教室の中がいやに暗い。 見れば、天井の蛍光灯が点いていない。 窓のすべてのカーテンも閉じられたままではないか。 その薄暗い部屋の中で学生たちが騒いでいたのだ。 「照明のスイッチはどこかな?」と訊いても、 誰も答え…
岡山の職場は十一回目の春を迎える。 決して平坦な道程の十一年ではなかった。 様々な出来事があった・・・。 多数の人間を活かすため、 一人の人間に退職を促すことが何度かあった。 AをとるかBをとるか・・・、 二者択一を迫られるシーンも何度かあった…
ドイツに住むからくり人形作家、 「MALCOLM BROOK」から一通の封書が届く。 封を切ると、 「バタバタバタ・・・」という大きな音とともに、 中から何かが飛び出してきた。 「ワッ」と驚いて封筒を投げ出してしまったが、 飛び出してきたのは、 紙と輪ゴムと…
今朝は六時に起床。 午前七時、M大学に向けて出発する。 今日から週に一度、 M大学の児童学科で講義を受け持つことになったが、 教壇に立ってみて驚いた。 いつまでたっても学生達のお喋りが止まないのだ。 「ここは勉学の場である」 「私の講義は必須にな…
久しぶりに家に帰る。 やはり自宅は居心地がいい。 家族と食事を終えた後、書架の整理を始める。 目当ての本はすぐに見つかった。 自然保護団体「オーデュボン協会」の祖とされる 「JOHN JAMES AUDUBON」が一八三八年に著した 「THE BIRDS OF AMERICA」。 「…
私の住む岡山の山里では、 桜はおろか辛夷の花すら咲いていないらしい。 今朝は岡山県の津山市に出かける。 神戸の職場から津山までの距離は車で約九十分。 津山から自宅までの距離も車で約九十分。 しかし、今日は神戸に帰らなければならない。 ここしばら…
当番の朝はいつもより早く起き、 教室の鍵を開け、 大きな石炭バケツを持って石炭置き場に向かう。 ストーブの中の新聞紙に火を点け、 新聞紙が勢いよく燃え上がったところに木っ端を入れる。 木っ端の火勢が強くなったころを見計らって石炭をくべる。 私が…
いいことばかりのドイツ旅行ではなかった。 どこに行っても 人種に対する「偏見」のようなものを感じた。 昔、初めてドイツを訪れた時のことだった。 ミュンヘンのレストランでの出来事。 レストランはほぼ満席の状態であった。 ウエイターが「何人か?」と…
午前八時、関西空港着。 バスに乗って三宮に向かう。 そのまま神戸の職場に向かい、 旅行鞄の中身を整理する。 「ライフェンドレーエン」の動物詰め合わせが十一袋、 「マックスとモーリッツ」のピコピコ人形が三個、 「ギュンター・ライヒェル」の悪魔の人…
ドイツ旅行最後の日。 朝、ホテルの前までコンラッドが見送りに来てくれる。 十二月にまた会うことを約束してお別れする。 ハフナーさんが運転する車に同乗させていただき、 ケムニッツからアウトバーンを走ってミュンヘンに向かう。 途中、レーゲンスブルク…
今日は午後二時から 博物館において私のワーク・ショップが計画されている。 どのような材料を使い、 どのような工具を使ってからくり人形を作るのか、 それをお見せすることになっているのだが、 開館と同時に「GERO STEGLICH」君がやってくる。 彼はザイフ…
博物館に向かう途中、 タバコ屋のオバサンから 「この新聞に載っているのはあんたかい!?」と 声をかけられる。 昨日、新聞社から取材を受けたこと思い出す。 タバコ屋でその「FREIE PRESSE」を買い、 私の記事が掲載されている紙面を探しながら歩く。 今日…
明日は個展の初日。 今日中に仕上げなければならない作品がある。 博物館の片隅をお借りして制作を始める。 作品の部品の数は約五百五十個。 日本を発つ直前まで、 その部品の制作に追われていた。 今日中にそのパーツを組み立てなければならない。 そのため…
午後五時、 ヴォルフガング夫妻とアウアーバッハ夫妻が ホテルにやって来る。 「今から皆でドレスデンに行こう」 「今夜はゼンパーオーパーでバレエを観よう」 「チケットはもう買ってあるから」、と言う。 「それならもっと早く言ってくれないと困る」 「ネ…
ミュンヘン14:46発「ICE 1514」で ニュールンベルクに向かい、 ニュールンベルク16:43発 「IC 2069」に乗り換えてケムニッツに向かう。 ケムニッツには20:38に到着。 約六時間にわたる列車の旅だった。 ケムニッツの駅舎は見違えるほど綺麗に…
今朝は六時に眼が覚める。 シャワーを浴び、 七時になるのを待って食堂に出かける。 ドイツの朝ごはんは本当に美味しい。 ホテルの食堂にはパンだけでも二十数種類、 ソーセージやハム類も十数類並べられている。 シリアル類の豊富なことといったら・・・。 …
「PFEIFFER AM DOM」のご主人でいらっしゃる ハフナーさんの山荘に招かれる。 ミュンヘン市街から車で約四十分、 アルプスが見える閑静な村に ハフナーさんは小さな山荘を持っていらっしゃる。 あの「ノイシュバーンシュタイン城」のすぐ近く。 バイエルン地…
関西空09:55発 「ルフトハンザ741便」でフランクフルトに向かう。 機内はドイツ連邦リーグの観戦に向かう客で満席だった。 隣の席には私と同年輩に見える初老の男が座っていた。 シート・ベルトを締めていると、 パーサーがやってきて 「このお客様…