■ 二十四時間・・・・

aquio2006-04-30

昨日の午後三時過ぎ、いきなり眩暈を覚える。
足元もフラフラと覚束なくなる・・・。
「気分が悪い。今日は早退する」と、
職員のFに告げてアパートに帰る。
パジャマに着替えてベッドに転げ込む。
気がつけば、
時計の針は六時四十五分を指していた。
洗面台に向かって歯を磨く。
身体の調子はすっかりもとに戻っていたが、
パジャマがしっとりと濡れるほどの汗をかいていた。
シャワーを浴びているうち、
頭もすっきりしてくる。
シャワーを浴びている途中、
いやに表が薄暗いことに気付く・・・。
「もしや!?」と思い、テレビのスイッチを入れる。
テレビの画面では夕方のニュースが流れていた。
トイレにも行かず、食事も摂らず、
二十四時間以上も眠っていたことになる・・・。
二十二歳の時、
舞鶴から小樽に向かうフェリーの船室で、
三十六時間眠り続けたという記録を私は持っているが、
今回のことはそれ以来の快挙と言える・・・。
よほど疲れが溜まっていたのだろう。
歳を思い知らされる・・・。
携帯電話にはたくさんの着信履歴が残されていた。
慌てて職場に向かう。
車もアパートの表に路上駐車したままであった。
職員たちは携帯に何度も連絡を入れてくれたらしい。
何か重大な事態が起きているのではないかと、心配してくれていたらしい。
ファックスに眼を通し、メールをチェックして返事を送る。
喉が渇いている。
お腹も空いている。
二十四時間ぶりの食事・・・。