2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
保管用紙缶の中からたくさんのポスターが出てきた。 「これは残しておこう」、とそう決めた時には、 ま、それなりの理由があったのだろうが、 「なぜこんなモノを大事に残していたんだろう・・・?」、 と思われるようなポスターまでが多数混じっていた。 先…
「Raymond Briggs/レイモンド・ブリッグス」が 一九八二年に著した「The Snowman」。 確か、長男のDが小学三年生、 次男のSが小学一年生の頃であったと記憶しているが、 我が家には β・ベータ方式のビデオデッキがあり、 この「The Snowman」のビデオ・テ…
K芸工大における講義十一日目。 「自分でデザインしたからくり人形を自分で作る」、 という課題を与えておいたのだが、 講義が始まる前から、 学生たちは脇目も振らずに木と格闘していた。 なにしろ、 これを仕上げないことには単位がもらえないのであるか…
一九九八年に「木魂社/こだましゃ」から発行された、 「及川茂」著による「フランスの浮世絵師ビゴー」が届く。 表紙の錦絵(?)には、 「IMAGERIE d'Epinal」と印刷されている。 「フランスの浮世絵師ビゴー」によると、 「Georges Ferdinand Bigot/ジョル…
スイス・ネフ社の創業社長でいらっしゃった 「クルト・ネフ」さんは、 以前、フランスのロレーヌ地方、 エドワールという名の小さな村にお住まいであった。 おもちゃデザイナーでいらっしゃるOさんと、 おもちゃデザイナーの卵であったT君と私。 その三人…
誰もいない岡山の作業場で、独り黙々と木工の作業に勤しむ。 木に触れるのは久しぶり・・・。 ナイフで木を削っていると、本当に心が安らぐ。 昼ご飯を食べ終えた後、 作業場の二階を少しだけ整理することにした。 取っ手を握って回転させると鳴り出すガラガ…
今から三十年ほど前、 まだスタッドレス・タイヤなど存在しなかった時代、 アメリカの某タイヤ・メーカーから、 「ICE COMPOUND/アイス・コンパウンド」 という名前のタイヤが発売されたことがあった。 「雪道を走るために開発された新素材を使ったタイヤ」…
目が覚めると、 アパートの周りには薄っすらと雪が積もっていた。 室内もまるで氷室のように冷え切っていた。 吐く息が白く見える。 コーヒーを淹れようとしたら、豆が切れていた。 いつもより一時間ほど早目に車のエンジンをかけ、 最寄の「ミスター・ドー…
一九九一年、 ロンドンの「VICTOR GOLLANCZ」社から出版された 「NAPOLEON'S TOYSHOP」と、 同じく、一九九一年、 アメリカの「PENGUIN BOOKS USA」から出版された 「JOSEPHINE'S TOY SHOP」。 二冊ともミュンヘンの古書店で求めたしかけ絵本。 文章の表現が…
昨晩は姫路駅前のホテルに泊まる。 今朝は七時に起床。 姫路から播但道を経由し、 中国道福崎ジャンクションから岡山県津山市に向かう。 中国道を利用すれば、 神戸・津山間に要する時間は約二時間半ほど。 今朝早くに出発してもよかったのだが、 なんとなく…
男の眼の老化は平均して四十二歳ころから始まるらしい。 糖尿の気はまったく感じられないから、 ただ単に加齢による症状なんだろう、と勝手に判断しているが、 私なども最近は眼がよく霞むようになった。 で、数年前から 「スマイル40」という名の目薬を愛用…
仕事柄、いろいろと調べ事をしなければならない時がある。 今日、日本の郷土玩具について調べていたところ、 「大阪府立中之島図書館」のサイトの中に、 「人魚洞文庫・データベース」なるページがあることを知る。 「人魚洞文庫」のURLは 「http://ningyodo…
昨日に引き続き、今日も寒かった。 午後六時、サッサと仕事を切り上げ、 パンツとシャツと手拭いを紙袋に放り込み、 有馬温泉の「金の湯」に出かける。 「今日は金の湯に行く」、と朝から決めていた。 アパートの風呂では、なかなか身体の芯まで温まらない。…
今日は本当に寒かった。 チラホラと雪も舞っている。 炬燵にでも潜りこんでヌクヌクと過ごしたいところだが、 こんな日に限って出かける用事が出来てしまったりする。 相当に気温が下がってきている。 道路が凍結しているかもしれない。 今日は電車を乗り継…
普段は独り住まいであるため、 時には話し相手もなく無聊を託つことがある。 そんな時には、 馴染みのカフェに本を読みに出かけたりするのだが、 カフェが定休日であったりすると、もういけない。 何をしていいか分からなくなってしまう・・・。 で、近頃は…
演算速度というのだろうか、 どうにもコンピューターの処理速度が遅い。 三男のSに相談したところ、 「メモリが不足しているからだよ!」、という返事。 様々なサイトから 「CPUメーター」「MEMメーター」なるものを探しだし、 ガジェットのスペースに貼り…
Tさんとの付き合いは三十年にも及んだ。 昔、私は長野県の白馬村で小さな宿を経営していた。 そのことは前の日記にも書いたが、 Tさんは、私が経営する宿の常連のお客様であった。 ある時、 「Tさんの顔には見覚えがある」、と母が言い出した。 で、いろ…
女性と違い、 男は赤やピンクの靴を履くワケにはいかない。 時には白いスニーカーを履くこともあるだろうが、 「茶」と「黒」、 男が履くことの許される靴の色といえば、 ほぼこの二色に限定されるのではないだろうか。 男の身だしなみの基本は「靴」にある…
一昨夜に続き、 昨夜も次男のSがアパートに泊まっていった。 トマトとモッツアレラ・チーズとバジルのサラダ、 牡蠣の入ったキムチ鍋、お新香、 空心菜とベーコンの炊き合わせ、蛸の塩辛・・・。 奇妙な取り合わせだが、 昨夜も食卓にはSの好物がズラリと…
一昨夜は次男のSがアパートに泊まっていった。 昨夜は三男のSがやって来た。 母と妻も岡山の自宅から来ていた。 鰤の刺身、ワンタン、納豆、イクラ、手羽先の唐揚げ・・・。 妙な取り合わせだが、 食卓にはSの好物がズラリと並ぶ。 Sと会うのは実に半年…
あれは二週間ほど前のことだったか、 名古屋から帰ってくると、 机の上に細長い箱が一つ置かれていた。 箱には「マルタのきぶどう」と印刷されていた。 「Nさん(私のこと)に飲んでもらって」、 とKさんが持ってこられたものであった。 その日、HとYが…
午後一時半、K芸工大に向けて出発する。 後期の講義も残すところあと四コマほどだが、 都合で休んだ日もあるから、 補習の講義も四コマほどこなさなければならない。 教務室に顔を出すと、 係の女性から、 「今年のレジュメを提出して欲しい」、と告げられ…
今日は本当に久しぶりの休日。 八時過ぎまで惰眠をむさぼった後、 車を走らせて近江八幡に向かう。 アパートから近江八幡までは約二時間ほどの道程だが、 名神高速道は驚くほど混み合っていた。 正月が明けたばかりだというに、 道にはどことなく殺気立った…
駐車違反が二回、速度違反が二回。 支払った去年の反則金はいったい幾らになるのだろう。 反則金は信号機の設置費用等に使われたりする。 払った反則金が世のため人のために使われているかと思うと、 これに勝るものはないほどの喜びを感じる・・・・。 今日…
自宅の庭、 庭といってもただの荒れ野なのだが、 その庭の其処此処に点在する水溜りに、 今朝は鼠色の薄氷が張っていた。 中に、複雑な模様を見せる一枚の薄氷があった。 周りに積もった雪の上には、 小さな動物の足跡が点々と続いていた。 どうやら、 小動…
今年もたくさんの方々から年賀状を頂戴する。 仕事関係の御座なりな年賀状もあるにはあるが、 中には、 「ウ〜ン」と唸らせられるような年賀状も混じっている。 パッケージ・デザイナーのHさんからは、 「今年も残すところ364日」 「今年も精一杯遊びま…
風邪がぶり返してしまった。 昨晩から咳が止まらない。 どうやら、 大晦日から元日にかけての徹夜が影響しているようである。 ついつい私は自分の歳を忘れて行動してしまうことがある。 気分は三十五歳ほどのつもりなのだが、 身体は正直なものであるなぁ・…
昨夜は楽しいひとときだった。 「桂三枝」の創作落語もなかなかのものだった。 日本の話芸の真髄を見た思いがする。 年越しのコンサートが終わった後、 指揮者でいらっしゃるSさんとその奥様、 パントマイマーのIさんらに挨拶を済ませる。 Iさんのお父さ…