■ 200000
目が覚めると、
アパートの周りには薄っすらと雪が積もっていた。
室内もまるで氷室のように冷え切っていた。
吐く息が白く見える。
コーヒーを淹れようとしたら、豆が切れていた。
いつもより一時間ほど早目に車のエンジンをかけ、
最寄の「ミスター・ドーナッツ」に出かける。
二個のオールドファッションとコーヒーを注文。
職場には定時の二十五分前に到着。
まだ誰も出社していない。
雪のせいで交通が混乱しているのかもしれない。
湯を沸かしてインスタント・コーヒーを飲んでいるうち、
職員たちが次々と出社してくる。
朝の挨拶と簡単な打ち合わせを終えた後、
コンピューターのスイッチを入れて着信メールをチェックする。
昨日、ふと気付いたのだが、
この日記のアクセス数がそろそろ二十万件を超えようとしている。
これまでに日記を書いた日数は一千三十日であるから、
一日当たり約二百人ほどの方々が訪れてくださっている、という勘定になる。
そのアクセスの中身を解析してみると、
私がこの日記を書くためにアクセスしている回数が、一日当たり約三回から五回。
毎日のように訪れてくださっているご常連の方々からのアクセス数が、
一日当たり約五十から七十、という内容であった。
で、その他の約百三十から百五十件のリンク元を見てみると、
人々が何を調べようとしてアクセスしてきたか、が一目瞭然に分かる。
昨日のリンク元を眺めてみると、
しかけ絵本の作家であった「ヴォイチェフ・クバシュタ」、
おもちゃの村として有名であるドイツの「ザイフェン」、または「SEIFFEN」。
アメリカの作家であり、イラストレーターでもある「エドワード・ゴーリー」、または「EDWARD GOREY」。
ドイツの遊びと玩具の審議会である「SPIEL GUT」、または「シュピール・グート」。
「飛び出す絵本」「おもちゃ」「ドイツ旅行」・・・で検索してきた方が多かったようである。
アクセスを解析すると、人々が何に興味を持っているかが理解できる。
外を見ると、薄っすらではあるが陽が差してきた。
気温も少しは上がるのだろうか・・・。
今日こそタイヤをスタッドレスに交換しよう。
明後日から岡山の職場に出勤しなければならない。
中国道の切窓峠の辺りが凍結していることが予想される。