■ 帰国

aquio2006-04-11

午前八時、関西空港着。
バスに乗って三宮に向かう。
そのまま神戸の職場に向かい、
旅行鞄の中身を整理する。
「ライフェンドレーエン」の動物詰め合わせが十一袋、
「マックスとモーリッツ」のピコピコ人形が三個、
「ギュンター・ライヒェル」の悪魔の人形が二個、
「ライフェンドレーエン」の針鼠の人形が一袋、
「煙だし人形」の組み立てキットが八体、
「メッゲンドルファー」のポップ・アップ・ブックが一冊、
「ダルマイヤー」のコアントロー・ケーキが三缶、
「NAEF社」の五十周年記念の積み木が一つ、
「シュテーグリッヒ」の作による羊の人形が一つ。
すべてが家族や友人、職員達へのお土産・・・。
自分のために買った土産物は何一つとしてない。
ドイツを訪れるのは今回で二十五回目を越えただろうか。
ザイフェンには十五回ほども行った。
自分にはもう何も買ってやるものがない。
と言うよりも、
何かを欲しいとは思わなくなってきている。
買ったところで、それらを処分することを考えなければならない時が必ず来る。
ミュンヘンで「ミューラー」さんとおっしゃるお婆さんと知り合いになった。
彼女は日本の「こけし」のコレクター。
彼女の家には数百体もの「こけし」のコレクションが並んでいた。
彼女は今年で八十二歳になられるとか。
彼女が鬼籍に入られた後、
それらのコレクションの行方が気になるところではある。
ま、私もそんな歳になったということなのだ・・・。
往路の飛行機の中でパーサーの方から頂戴したシャンパン、
そのシャンパンのコルク栓が鞄の中から出てきた。
これが今回の旅の私への土産といえば土産になるのだろう・・・。
コルクに日付を書いて保存することにしよう。