■ ぺぺさん/その2

aquio2005-09-22

ぺぺさんを関西空港までお送りする。
有馬温泉から関西空港までは約百キロ、
時間にして約一時間半の道程。
道中、映画の話で盛り上がる。
「第三の男っていう映画を観た?」
「オーソン・ウエルズの・・・」
「そう、ウィーンが舞台の映画」
「ウエルズといえば、火星人襲来の放送が有名だけど」
「そうそう、イギリス中がパニックになった放送・・・」
「火星人といえば、ラジオ・デイズは観た?」
ウッディ・アレンとミア・ファーロウが出ていた映画だったっけ」
「そうそう・・・」
「彼女はローズマリーの赤ちゃんでデビューしたんだっけ・・・?」
「彼女はフランク・シナトラの嫁さんになったんだよね?」
「とっくに別れたけどさ・・・」
知っている英単語を羅列しての会話は芯から疲れる。
しかし、それでも十分に通じ合えるから不思議。
ま、なんとか理解しようとお互いが努めるからだろうが・・・。
新作「mice plays "cat and mouse game"」をプレゼントする。
ぺぺさんからは「jamping jack」を頂戴する。
ドイツでは「hanpelmann/ハンペルマン」と呼ばれている人形。
木の表面に薄い金属板が貼り付けられている。
光線の角度を変えるたび、
人形はキラキラと美しく虹色に輝く・・・・。
素晴らしい出来栄えの人形。
ペペさんの著書「Making Mechanical Toys」にも掲載されている人形。
ぺぺさんの自信作であるらしい。
宝物が一つ増えた。
来年はイギリスに出かける用事がある。
デーヴォンでお会いすることを約束した・・・。